STORYストーリー

2021年4月22日(木)よる8:00~

第2話

 “矢印だらけの遺体”が見つかったという知らせが入り、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)はすぐさま急行。臨場したところ、『インターネットカフェ 5階→』と矢印が描かれた看板の上にベテラン看板職人・丹下弥一(佃典彦)が倒れていた。丹下はビル屋上でこの看板の取り外し作業をしていたところ、何者かに突き落とされたらしい。また、遺体のそばには『明日のエステ→』という矢印がデザインされた缶バッジが残され、丹下が乗ってきた軽トラックの助手席からは、矢印のモチーフがついたヘアピンも見つかっていた。
 現場資料班の平井真琴(斉藤由貴)は、丹下が両手を下のほうに開いて矢印のような体勢で亡くなっていることに気づき、絶命寸前、彼が何かを伝えようとしたのではと直感。丹下が身体で指し示した矢印の方向に、“明日のエステ 8階→”という看板があることがわかる。
 “明日のエステ”は、かつて引きこもりでギャルだったという経歴を持つカリスマエステティシャン・矢向直美(石川恋)がオーナーを務めるサロンで、施術そのものよりも直美が顧客の悩みを聞いてアドバイスするカウンセリングが評判の店だった。「明日へ、まっすぐ!」というわかりやすいキャッチフレーズを掲げる直美は、悩める人々の背中を押すようなエッセイ本まで出版していた。
 まもなく、遺体のそばにあった缶バッジは先週末、直美の出版記念サイン会で配られたものと判明。丹下はサイン会を訪れていたのだろうか…!? 直美は丹下のことなど覚えていないと言い張るが、大岩たちは彼女が何かを隠していることを感じ取り…!?