何の気なしに政治のニュースを見ていましたが、突然聞こえてきた「良い時代」「恵まれている」「羨ましい」そんな言葉に、ハッとさせられました。私はまだ高校生という立場で、投票権は持っていません。今の政治に漠然とした不安を感じていましたが、「だれが総理になっても同じ」「投票なんて意味が無い」と考えるようになっていました。しかし、海を隔てた向こう側では、たった一票の為に戦っている人たちがいる。私たちがどうでもいいと投げ出した選択権を「羨ましい」と言う人たちがいる。「恵まれている」。まさにその通りです。私たちには選択権があり、選ぶ自由がある。本当の意味での「清き一票」がある。いつの間にか、選挙のいい道具のように扱われていた「清き一票」という言葉が、私の中で重みを持った瞬間でした。このような機会を与えてくださったことに、感謝しています。