これまでに紹介した秘湯

2018年11月4日放送

長野県の秘湯

野沢温泉「旅館さかや」

北信州の名湯・野沢温泉。
人々の暮らしを支えてきたのは、村に点在する13の外湯。
とても熱い硫黄泉が張られた美肌の湯や、珍しい黒い湯の花が咲く濁り湯を体験します。

大湯

野沢温泉に暮らす人たちと切っても切れないもの、それが村のあちこちにある外湯です。その数13。温泉街の中心にある、「大湯」。野沢温泉のシンボル的な存在です。13ある外湯は、どこも無料で入れます。シャワーもカランもない、風情ある浴場。あつ湯とぬる湯の2つに別れています。「大湯」を初めとする野沢温泉の外湯は、ずっと村の人たちによって守られてきました。彼らは「湯仲間」と呼ばれ、湯船の掃除や建物の手入れ、光熱費を負担するなど、自主的に維持管理を行っています。

熊の手洗湯

熊が見つけた、という逸話が残る「大湯」と並ぶ、古い歴史をもつ外湯です。比較的入りやすい湯船でも45度前後と、なかなかの熱さ。

長野県の秘湯

野沢温泉「奈良屋旅館」

外湯では、出会った人と温泉談義に花を咲かせ、宮大工が作った豪華な湯小屋で癒され、100年以上の歴史を刻む木造りの宿では、自家源泉かけ流しのお湯に身をゆだねる…。
野沢温泉・湯めぐりの旅です。

あさがまの湯

小ぢんまりとした湯船。ここには、麻釜から引き込んだ無色透明のお湯が、かけ流しで使われています。旅人は涼しい顔をして入っていますが、実はここのお湯も激アツ。壁には何と「熱湯注意」の文字が。これを見ると、逆に挑戦したくなりますが、初めての人はくれぐれも注意して下さい。

滝の湯

ここも、かなりの熱さ。お水を足しても、45度でした。お湯の中には、湯の花が舞っています。黒い湯の花、初めて見ました。お湯の硫黄と鉄分が反応して、黒くなるのだとか。