これまでに紹介した秘湯

2018年9月16日放送

兵庫県の秘湯

城崎温泉「小宿 縁」

古き良き「湯の町の風情」を残す、兵庫・城崎温泉。
街の湯船として、大切に守られてきた「七つの外湯」を巡ります。
「外湯めぐり発祥の地」ともうたわれる、城崎ならではの、様々な温泉文化…。

さとの湯

駅を出ると目の前に飛び込んでくる、立派な屋根。街に七つある外湯の一つ「さとの湯」です。山の緑を一望する、爽快な露天風呂。観光客に人気の外湯です。ナトリウム成分の多いお湯は、肌に優しく、体をじんわりと温めてくれます。

一の湯

温泉街の真ん中にある「一の湯」。桃山様式の豪華な建物、城崎を象徴する外湯です。「一の湯」で人気があるのが洞窟風呂です。江戸時代に、「天下一の湯」と称されたことから、「一の湯」の名前が付いたといわれています。

柳湯

川沿いにある「柳湯」も、地元密着のお風呂。「柳湯」には、他の外湯とは違った特徴があります。浴槽の深さはおよそ1m。中腰でちょうどいいくらいで、昔はこれぐらい深い湯船が一般的だったとか。お湯は44度ほどで、やや熱め…。

温泉寺

街を見下ろす山の中腹に建つ、その名も「温泉寺」です。ここは、城崎温泉を開いたと言われる道智上人が建立したお寺。古くからこの地に伝わる「温泉の正しい入り方」をご住職に教えて頂きます。「沐浴身体、当願衆生、内外清浄」城崎のお湯と、道智上人への感謝、そして自分の身を清める「お言葉」を唱えてから、湯杓を使って掛け湯します。開湯当時からあると言われる外湯、「まんだら湯」。「まんだら湯」の湯船も段差があって、深めに作られています。

兵庫県の秘湯

城崎温泉「三木屋」

文豪・志賀直哉が愛した老舗の宿では、但馬地方を代表する、海と山の味覚を堪能します。
日が沈んでも、時を忘れてしまう楽しみ…。
浴衣でそぞろ歩きが似合う、城崎温泉、外湯めぐりの旅です。

御所の湯

七つの外湯の中で、特に人気なのがこの「御所の湯」。荘厳な雰囲気で、夜も賑わっています。去年リニューアルしたばかりで、天井までガラス張りの大浴場は「天空風呂」と呼ばれています。岩造りの露天風呂。

鴻の湯

城崎温泉発見にまつわる「鴻の湯」。その昔、コウノトリがここに湧いていたお湯につかり、足の傷を癒やしていたことが、温泉のはじまりだとか。城崎温泉では、宿は「客室」で、外湯が「湯船」。街全体が、ひとつの「旅館」なんです。