2025-09-05

福島の秘湯芦ノ牧温泉「大川荘」

開湯は1200年前と伝わる芦ノ牧温泉。阿賀川の目の前に位置する旅館「大川荘」へ。創業は昭和28年。当時はアクセスが難しく、秘湯と呼ばれていたこの地に早くから宿を構えた老舗の一つです。エントランスは、浮舞台をイメージした大きな吹き抜け構造。足元には水が流れ、川を思わせるような演出で、訪れる人を迎えてくれます。棚田のように階段状の3つの湯舟がある「四季舞台 たな田」は、かつてこのあたりにあった棚田をヒントに造られたそうです。一番上の湯船に入ると、その高低差を最も強く感じられます。一番下の湯船に移動してみると、緑が迫ってくるような、迫力ある景色が広がっていました。お湯は共有の、芦ノ牧温泉総合泉を使用。温度は41度ほどです。開放感あふれる「空中露天風呂」は、京都・清水の舞台を参考にした、ダイナミックな造りです。午後からは貸切風呂になり、贅沢な景色をひとり占めすることもできます。夕食は、宿こだわりの会席料理をいただきます。魚やお肉の出汁にかぼちゃを合わせた、料理長オリジナルの鍋には、かぼちゃ万頭が入っていました。こだわりの詰まったお料理と、趣向を凝らしたお風呂を満喫しました。
電話番号 0242-92-2111
料金 17,750円より(一泊二食付・税込) 
月見亭VIPツイン:57,350円より(一泊二食付・税込)
泉質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県

福島の秘湯甲子温泉「大黒屋」

600年以上の歴史を持つ温泉地、甲子温泉。お湯が見つかったのは1384年。干支が「甲子(きのえね)」の年だったことから、「甲子(かし)」と名付けられたと伝えられています。山奥に佇む一軒宿、「大黒屋」。100段ほどある階段を降り、橋を渡ると湯小屋「大岩風呂」があります。入ってみると、胸元までお湯が・・・深さは約1.2 メートル。立って入るお風呂です。150年以上前からあると言われる歴史あるこのお風呂は縦15メートル、横5メートル。広々とした造りとなっています。湯船の底の岩盤から温泉が湧いています。空気に触れないため、酸化せず、より濃い温泉に浸かることができます。足元から自噴する源泉は31度。そこに、45℃のもうひとつの源泉が注がれ、湯船全体で約40度に保たれています。湯船の中にある大きな石に腰をかけてみると、ちょうどよく肩までゆったりと浸かれます。歴史あるお風呂を堪能しました。
電話番号 0248-36-2301
料金 入浴料 900円
泉質 単純温泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県

福島の秘湯二岐温泉「大丸 あすなろ荘」

男岳と女岳、ふたつの山頂からなる二岐山の麓、標高800メートルの渓谷沿いに佇む「大丸 あすなろ荘」。部屋は全部で24室。どの部屋からも、緑あふれる景色が広がります。渓流露天風呂は、二俣川の渓流から、目と鼻の先の距離にある露天風呂です。木々の緑と清流の音に包まれる、大自然に溶け込む開放感を味わえます。この宿では6つの源泉を保有しており、総湯量は毎分200リットル以上。約50℃の熱い源泉が、湯船に注がれる頃に適温になり、お湯の温度は42℃ほどに保たれています。夕食の食前酒は、地元天栄村で作られた日本酒。ご飯も同じく地元でとれたお米。メインは福島県のブランド豚、麓山高原豚の陶板焼き。地元の食材にこだわった料理を堪能しました。翌朝、1800年代からあると言われる「自噴泉岩風呂」へ。昔はここまで川だったそうで、温泉が湧き出す川底をそのまま湯船として利用しています。岩の割れ目からは、53度と熱めの源泉が湧き出していますが、加水してお湯は42℃ほどになっていました。湯船の底にはぽっかりと穴が…この穴は川底だった頃に、小石が入り込み、渦を巻いて回転することで、岩盤を削りとってできたそうです。穴の底までで深さは1メートルほど。ちょうど足を入れて腰掛けることができます。自然を存分に堪能することができました。
電話番号 0248-84-2311
料金 22,150円より(一泊二食付・税込)
泉質 カルシウムー硫酸塩泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県