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2023年4月18日

中村倫也(三馬太郎 役)、池井戸潤氏(原作)コメント

中村倫也(三馬太郎 役)コメント

――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください
 『下町ロケット』に出演した際、先生の直筆メッセージの書かれた原作本をいただきました。作家の方からそういうものを頂くのは初めての経験だったので、すごく特別な思い出だったんですね。あれから何年か経て、またこうしてご一緒できることはすごく感動的ですし、またプロデューサーもドラマ『ホリデイラブ』でお世話になった方で、そうした巡り合わせに嬉しい気持ちでした。

――池井戸作品にはどのような印象を持っていますか?
 没入感があります。人物の描き方と巧みな配置で感情移入がスムーズにできますし、物語の構成もスリリングで心地よい起伏があります。

――本作は池井戸作品の中では異色のミステリーですが、脚本を読んだ感想を教えてください。また、今回演じる三馬太郎という役どころの印象も教えてください
 まだ序盤しか脚本は読めていませんが、久しぶりにリアクターとして楽しめる撮影になりそうです。その土地のさまざまな人や自然、起こる出来事、すべてに対する反応の仕方で、三馬という人が見えてくるのではないかと思います。

――作品にちなんで、“田舎町”や“消防団”にまつわるエピソードがあれば教えてください
 ないものねだりだと言われればそれまでなのですが、東京出身で祖父母も東京に住んでいた私にとって、田舎と呼べる存在がなくて…。憧れがあります。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
 楽しんでいただける作品になると思います。三馬と一緒に考察して、謎を追いかけてください!

池井戸 潤 氏(原作)コメント

 中村倫也さん演じる「三馬太郎」は、ふとしたキッカケで、高原の田舎町に引っ越してきたミステリ作家です。デビューから五年。残念ながら人気はやや下降気味で、作家として少々難しいところに差し掛かっているという設定です。
 物語は、そんな太郎が地元の消防団に勧誘されるところから始まり、やがて安寧(あんねい)の日々を脅かす、連続放火犯と対決することになります。
 インテリの書斎派、少々なまっちょろい太郎が、知恵と観察力を武器にどうやって犯人に立ち向かうのかは、大きな見どころになるでしょう。そんな太郎を心配して、東京から出張してくる名物編集者との掛け合いも見逃せません。
 中村さんの三馬太郎、いまから楽しみです!

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