ストーリー

2023年2月25日

第7話

 大手飲料メーカー「カヅキビール」の元エリートで、現在は下宿「銀星荘」の管理人として悪戦苦闘する日々を送る設楽紘一(藤ヶ谷太輔)は、住人の西島いつか(関水渚)が何かと気になって仕方がない。そんな中、いつかに片思い中の香取俊(京本大我)や、離婚届を残して紘一の元を去っていった元妻・澤部夏美(早見あかり)まで転がり込んできて、下宿は恋の四角関係の様相を呈している――。
 ある夜、いつかは紘一のことが好きだと知りながらも、「それでもいいから俺のところにきてよ」と彼女を抱き寄せた香取。
 かたや、紘一も「銀星荘」のテラスで、夏美から復縁…そしてキスを迫られる。紘一は、そんな夏美に「お前が望んでいる昔の俺には戻れない」と告げる。しかし、諦められない夏美は紘一に抱きつき…!?
 そんな2人の様子をたまたま目撃してしまった香取は、思わず紘一に辛辣な言葉を浴びせる。カチンときたものの、香取の正論にぐうの音も出ない紘一…。また、同じく紘一が夏美に抱きつかれている場面を目の当たりにしたいつかも、自分の本当の気持ちがわからないまま、なぜかイライラするという複雑な感情を持て余していて…?
 そんな中、いつかと香取は、後輩の手違いで「カヅキビール」の常務・加藤忠正(大河内浩)との約束をすっぽかしてしまうという窮地に陥る。慌てて「カヅキビール」に向かったものの、加藤にけんもほろろにあしらわれる2人…。このまさかの事態に、寝食を忘れて、プレゼンの準備をしてきたいつかは、すっかり意気消沈してしまう。プレゼンに懸けるいつかの切実な思いを痛いほど理解している香取は、なんとかもう一度加藤に会う機会を得たいと考え、紘一に助けを求めるのだが…!?