ストーリー

2023年2月11日

第5話

 幼なじみの佐久間ナオ(西田尚美)に頼まれ、ピンチヒッターとしてバー「Dolce」でバイトすることになった下宿「銀星荘」の管理人・設楽紘一(藤ヶ谷太輔)。飲みにきた大手飲料メーカー「カヅキビール」時代の元同僚・土屋良介(田渕章裕)の恋バナを聞くうちに、その心情を自分に置き換え、「まさか俺はズボラ女に恋しているのか!?」と、ケンカばかりの住人・西島いつか(関水渚)のことで混乱し始める紘一…。するとそこに、いつかの同僚で一方的に恋のライバル宣言をしてきたWeb制作会社「コスモインデックス」の社員・香取俊(京本大我)が現れる。飲みながら「東京に戻ってきたが、いい物件がなくホテル暮らしをしている」と言う香取に、ナオは「いい物件、知ってるよ」と即答。紘一は、その言葉にイヤな予感がして…!?
 翌朝、その予感が的中し、下宿に香取が引っ越してくる。この下宿は男子禁制じゃないのかとぼやく紘一だが、増田すず(久保田紗友)まで、いつかに恋する香取と、まったく気持ちが読めないいつかを《研究対象》として観察するため入居に賛成したという。そのうえ、手土産や絶品手料理で早々に女性陣の心をつかんでしまった香取に、すっかり立場をなくした紘一は面白くない。さらに、家でも2人で部屋にこもって仕事に励むいつかと香取の姿を目の当たりにし、モヤモヤした気持ちでいっぱいになる。
 そんなある日、なぜこんなにモヤモヤするのか、ひとりで思い悩むことに限界を迎えた紘一は、いつかの本心を確かめる決意を固める。しかしその矢先、「Dolce」にいつかと香取がやって来る。“なんでよりによって2人で来るんだよ”と、ますます複雑な気持ちになる紘一だが、追い打ちをかけるように珍しい客が現れる。なんとそれは、武田直樹(西垣匠)ら「カヅキビール」時代の後輩だった。とっさに隠れる紘一だが…!?