ストーリー

2023年1月21日

第2話

 大手飲料メーカー・カヅキビール勤務、商品企画部のエースとして人もうらやむエリート人生を歩んできた設楽紘一(藤ヶ谷太輔)だが、その仕事ぶりがアダとなり、まさかのリストラ! さらに妻とも離婚…と、一度に仕事と家庭を失った…。ひょんなことから幼なじみ・佐久間ナオ(西田尚美)の暮らす女だらけの下宿『銀星荘』の管理人として働くことになった紘一は、今日も今日とて慣れない家事に悪戦苦闘中。料理にいたっては、西島いつか(関水渚)、増田すず(久保田紗友)らに「まずい、まずい」と酷評され続ける切ない日々を送っている。一切料理の腕が上がる気配のない紘一に冷ややかな視線を送るいつかは、“これなら失敗が少ないはず”と考えた定番メニュー・カレーを夕食の献立にリクエストする。いつかを見返してやりたい紘一は、意気揚々とスーパーに向かうのだが、これまで億単位のプロジェクトを動かしてきた大企業の元エースが、予算内に納めるために10円刻みの買物に頭を抱える始末で…。
 一方、家でのズボラ女子とは真逆、キラキラのバリキャリ女子としてWeb制作会社・コスモインデックスに出社したいつかは、同僚の友部ミチコ(サーヤ)から合コンに誘われる。しかし、あるトラウマから生活のすべてを仕事に捧げる決意をしたいつかは、まったく気が進まずのらりくらり…。すると、そこに大阪勤務を経て本社に戻ってきた香取俊(京本大我)が現れる。2年ぶりに再会した香取をいい男に成長した“超優良物件”と見込んだミチコは、2人をくっつけようとニヤリ。仕事が終わったら食事会をしようと提案する。しかし自分は合コンに行くと言うミチコの強引な采配で、いつかは香取と2人きりで食事することになり…!?
 そんなこととはつゆ知らず…夕食の準備も万端、みんなの帰りを待ちわびる紘一だが、誰ひとり帰ってこないうえに、連絡もない。紘一のイライラがマックスに達した…そのとき! 玄関の扉が開き、放心状態のいつかが入ってくる。紘一は、いつになくボーッとした表情のいつかに説教し始めるのだが…?