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● 11月18日 ●
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【放送内容】
今回は、TONIGHT2でお馴染みの山本晋也監督に「テレビについて」お話を伺いました。
・・・1939年、東京神田生まれ。
日本大学芸術学部卒業後、岩波映画入社。
羽仁進監督に師事、子供向け映画を制作。
その後一転、26歳の時「ポルノ映画」監督に。
250本あまりの作品を手掛ける。
1980年「TONIGHT」でリポートを担当。
風俗から紀行まで、幅広く紹介している。
現在、活動の幅は広く、落語家・作家・役者・・・と活躍中。
1980年から始まった番組。
自分の人生の3分の1が、この番組に関わっている。
3分の1が「普通の人生」3分の1が「映画人生」そして・・
自分はこの番組がアーカイブス的存在になっているのではないか。
*アーカイブス・・・公文書保管所・文書館
番組で取材する「風俗の女性」だけいっても、とても違う。
昔は「背に何かを背負っている・・・ような印象」が感じられた。
今は、それがない。ロマンがないような気がする。
昔、映画製作のため、現実の風俗を下取材し想像以上の商売に驚いた。
それをテレビで取り上げたことが、コーナーの始まりだった。
昔から「裸」の映像は変化している。
番組を視聴する世代の幅はひろい。
世情の変化と共に番組の質も変化している。
だから今の深夜番組の「裸」について問題はないと思う。
トゥナイトは、常にオピニオンリーダーになっているので風あたりが強いのだと思う。
番組を見る人は、制作者が思っているよりしっかり選択して見ている。視聴者は各自の感性にあわせて番組を選択している。
制作者側も適度な領分・必然性の良識の範囲で作っている。
その部分をも規制して無菌状態のモノができていく方がかえって不健全であり、問題だと思う。
番組のあらゆる面を規制し、偏ったモノにするのではなく、現存のチェック機構は、番組の内容に対して批判的意見を述べるばかりではなく、「このような内容・このような取り上げ方をしては・・・」と提案して欲しい。
お互いに意見を交わし合いながら番組を作っていく姿が、健全に思う。
現在のテレビは「倉庫業」代理店は「保険会社」。そう考えるととても理解しやすい。テレビ局は預かった品物を市場に出すだけ。
あまり本体が、考えすぎることはない。出せばよい。
そうすると受け入れ側がそれぞれ取捨選択していく。
プロデューサーという人たちに、もっとクオリティーの高い目標と自信を持っていて欲しい。そうでないとその先のスタッフが動けなくなる。
制作者が自由にできる空気を作って欲しい。
また、若い人はモラルを持っていると思う。
普遍的な部分で通じる部分はあると思う。
いずれ「有料化」していくのではないか。
その事により、よりクオリティーが問われ淘汰される。
今、携帯で情報を見ている人たちが、携帯で番組を見ながら出勤するという時代がくるのでは・・・?
有料化されることにより、残る番組の種類は「情報」「ドラマ」「ニュース」ではないか。
クオリティーが問われ、難しくなるのは「バラエティー」。
視聴者の方はお金を払うことで、好みがはっきりしてくるから。
そんな気がする。
これからも「風俗」を紹介し続けていきたいと思っている。
「風俗」は「社会の肌」だと思う。
伝え続けていきたい。
「VTRの作品」を制作してみませんか?
2分ぐらいの作品を番組の中で制作します。
初めての方を歓迎します。基本はお教えします。
また、その制作過程を撮影させていただきます。
尚、制作した作品の権利は、テレビ朝日に帰属します。
| 申し込み方法: |
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4から5名のグループ(年齢の制限はありません)
メールまたは、郵送にて受付 |
| 締め切り: |
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第一回 11月末日 |
| (記入内容) |
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グループ全員の名前、年齢、性別、グループの関係
ビデオを作った経験の有無・代表の方の連絡先電話番号を明記の上お申し込みください。
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| (選考方法) |
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応募の方の中から2から3組を選ばせていただきます。
作品を作っていただく事に決定したグループの方には、
こちらからご連絡させていただきます。 |
テレビ朝日では、
皆様からのテレビに関する疑問・質問をお待ちしています。
日常で「感じた素朴な疑問」をお送りください。 |
| 例: |
「視聴率というものは、どのようにして出るものなのでしょうか?」 |
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