● ● 5月20日
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【放送内容】
今回は、視聴者の方からのご要望により、時代劇の裏側「装飾部」の仕事を紹介いたします。
場所は、東映京都撮影所(太秦)。テレビ時代劇「十手人」の撮影現場。
ドラマの設定は、江戸時代。
江戸時代を再現したセットの中、ストーリーが展開していきます。
この時代を再現するための小道具を手掛けている2人に密着してみました。
装飾部チーフ:平田俊昭さん・・・キャリア19年
装飾部 :石村嘉宏さん・・・キャリア17年
小道具とは:椅子やテーブル・テーブルの上にある装飾など、セットにある雑貨・
手にするモノ全般を意味する。
撮影台本をあらかじめチェック、その場面に必要な道具を予測して揃えておく。
撮影開始の1〜2時間前にセットに入り、道具を並べ場面を作る。
同時に持ち道具のチェックをしながら、役者に渡す準備をする。
撮影が始まるとセットチェンジなどの手伝い。
撮影時には、カメラマンなどの指示で細かいセットの場所・向き等を決め、その場で対応する。
場面によって、刀なども何種類も使い分ける。その時々で細かく見極め、その都度、最善のものを用意する。
(たちまわり用・アップ用・・等)
・・・等、その他撮影時、手の空いている時は、他のスタッフの仕事を手伝うこともある。
| Q |
: |
撮影で注意することは? |
| A |
: |
時代にあった時代考証を崩さずに、出来るだけリアルなものになるように考えている。
(平田氏 談)
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| Q |
: |
持ち道具の選び方は? |
| A |
: |
役者さんの好みにあった道具を用意するのが大変。
しかし、期待にそえた時は、本当に嬉しい。
作り物が多いので、できるだけリアルに映るように努力をしています。
(石村氏 談)
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| Q |
: |
時代劇での美術・装飾の役割は? |
| A |
: |
時代劇の場合は、全てが作り物。だから、装飾はとても重要。
板戸一枚、障子一枚でセットが大きく変わる。
すべてのロケーションの中に「美術家の手」が入って作品が成り立つ。
(梶間俊一監督 談) |
京都の土地柄を活かして、普段から「古道具屋」を見たり、「古い民家」を見たりしているとの事。
生半可な知識だけでは出来ない仕事なのだということがよくわかります。
視聴者の方の中には、「小道具の時代考証が違う」などという指摘をされる方もいるようで、細心の注意が必要なのだそうです。
後継者がないことが問題だそうです。
以上。
| テレビ朝日から報告『所沢ダイオキシン報道裁判』判決について |
去る5月15日、埼玉県所沢市の農家らがテレビ朝日のダイオキシン報道をめぐる損害賠償などを求めていた裁判の判決が出ました。
埼玉地方裁判所は、
「報道は公益を図る目的で行われたもので、主要な部分で真実である」として
原告である農家側の訴えを退ける判決を言い渡しました。
これについて、テレビ朝日では次のコメントを出しています。
「裁判所が「ニュースステーション」の放送は、その主要な部分で真実を報道したものであると認定され、原告の請求を棄却する判決を下されたことは、放送の趣旨とその意義を正しく理解していただいた結果であり、深く敬意を表します。
なお、テレビ朝日は、すでに「ニュースステーション」の放送の中で、表現や図表の表示の仕方に不適切な部分があり、結果として所沢周辺の農業生産者および関係者にご迷惑をかけたとして、お詫びしました。
この点につきましては、法的責任とは別に、今後の教訓として報道に生かしていき
たいと考えております」
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