3月18日

視聴者センターには、全国の小学生を始め、学校関係者の方からご意見・問い合わせが寄せられています。
その内容は、かなり専門的で踏み込んだモノが多く見られます。
中には、先生からのお便りもあり、今回、埼玉県大宮市立大成小学校の先生からお手紙をいただきました。
「現在、小学5年生の社会でテレビ局や新聞社のしくみ、情報社会のしくみについての勉強があり、生徒達に現場を見せ、更なる興味を持たせたい」とのことでした。
そこで、今回は、埼玉県大宮市立大成小学校の5年3組の児童に、テレビ朝日の中を取材してもらうことになりました。


 司会 佐藤紀子アナウンサー
武内絵美アナウンサー
今村千秋コメンテーター



「豆記者のテレビ朝日探訪」

大成小学校5年3組の全員で「わたしたちの生活と情報」の時間にテレビ局訪問の事前準備を行う。
4〜5人がグループを編成、テーマを決め、質問事項を話し合い、代表者がテレビ局を訪問。


《スタジオ》
  技術局スタッフにカメラの説明を受ける。スタジオカメラの操作の方法・機材の名称などの説明を聞き、体験をしてみる。

《副調整室》
  多くのモニターがおいてあり、カメラの切り替え作業等の説明を聞く。

《マスター室》
  テレビ局の心臓部。放送するあらゆる素材が集まる場所。この場所がダウンをすると放送が止まる。コンピューター制御されているものの細心の注意をはらっている。

《報道センター》
  各セクションの説明。センター内には、経済部・政治部・外報部・衛星班・社会部・・・どこで何の情報を扱うかなどの説明を聞く。報道専用のVTR編集室の説明。

《ニュース専用スタジオ》
  スタジオのプロンプター(ニュース原稿を読み取るシステム)などの説明を聞く。
ニュースをおくる点での注意点などの説明を聞く。
本番前のスタッフ打ち合わせに立ち合う。

《ニューススタジオの副調整室》
  緊急時の対応などの説明を聞く。
放送準備の様子を見る。本番(スーパーJチャンネル)を見学。
中継担当者の動きやディレクターの動きを見学。

《ニューススタジオ》
  お天気コーナーのバーチャルセット(クロマキー)などを体験。
*クロマキー・・・映像合成の方法



キャスター:松井アナ高橋アナに質問。

Q. 緊張はしませんか?
A. 放送中に突然のニュースが入っていくと緊張はしますが、普段は「放送をしている」という適度に身が引き締まっている程度です。
Q. 原稿を読んでいる時の注意点は?
A. 特別に大きな声を出したり、張ったりせず、日常のトーンで、1人に伝えるような感じで原稿を読むことを心がけています。だから、日常の会話をルーズなものにしないように努力しています。

《感想》
家で見ている時よりも大変さがわかった。スタジオの外では多くの人が忙しいんだなと思った。
1つの番組を作るにも多くの人が携わって、やっと出来るものだとわかった。
天気コーナーのバーチャルの仕組みがわかってびっくりした。

・・・見学終了・・・・

後日、学校に戻り「研究発表・調査報告」を行った。
クラスにて、一問一答など。
このことにより、自分たちの調べたことをまとめ、発表する力、自分の意見をいう力を養うことができる。
調べたことをもう一度まとめ、掲示板などを使い、発表の場としている。

(先生より)
今回、実際に見学をして本物に触れたことで、子供達は情報について更に興味を持ち、勉強していきたいという意欲を持ったと思う。
併せて、働く人たちの責任ある行動がとても印象に残っている。
今まで漫画や好きなものしか見ていなかった子供たちのニュースなどの見方が変わり、より深くニュースを知りたいという気持ちが現れたのではないかと思う。