テレビの水中撮影の先駆者でありプロダイバーの草分けでもある須賀次郎（81）さん。
様々な海で潜り、水中映像を記録してきました。
　世界に先駆けて水中での音声リポートを可能とする潜水機材を開発。1980年代、大型報道番組「ニュースステーション」で、娘の須賀潮美さんが水中でリポートをするという名物コーナーが生まれました。今回は、その中から、知床の流氷ダイビング、伊豆大島噴火の際の水中リポートの映像を紹介。
　機材の開発だけでなく、水中撮影の安全面などについても考え続けてきた須賀さんに「テレビと水中撮影」についてお話を伺います。

■須賀次郎　プロフィール
昭和10年（1935年）、東京・中央区生まれ。小児喘息を患い、療養のために行った葉山で海と出会う。「海で生活できる研究者」を目指して東京水産大学に入ると、スキューバダイビングに出会い没頭。卒業後も、自らダイバーとしての技術を磨きながら、水中用カメラのハウジングやフルフェイスマスクなど潜水機材の開発を手掛け、28歳の時に「100ｍ潜水実験」に挑戦。水中撮影の世界を大きく変えてきました。81歳になったいまも日常的なトレーニングを欠かさず、月一度のお台場での潜水調査などを行う現役ダイバーです。