戦後70年を迎えた今、テレビが果たしてきた役割や、これからのテレビについて考える 「シリーズ テレビと戦後」。最後となる3回目のゲストは、テレビの世界で長年、マルチに活躍されてきた俳優の石坂浩二さん。
今まで関わってきたテレビを通して見えてきた時代と人々について考えていきます。高校時代から57年間、テレビと関わってきた石坂浩二さん。俳優・タレント・司会者・ナレーター・脚本家など様々な役割を演じてきました。俳優だけでなくナレーター、番組司会者などさまざまな立場で黎明期から現在に至るテレビの現場に立ち会ってきた石坂さんは、テレビをどう見てきたか?その役割の変化をどう捉えてきたか?など、石坂さんならではの視点からのお話を伺います。
<後編>では、戦争中に体験した空襲や疎開先での話、テレビとの出会いや映画「犬神家の一族」などでの市川崑監督とのエピソード、昭和のテレビと平成のテレビの違い、そして、現在出演中の「相棒 season14」での役作りや撮影現場、「相棒」の人気の秘密などの話をお聞きし、最後に、テレビに求められていることをお聞きしました。
<石坂浩二 プロフィール>
1941年、東京都出身。俳優・司会・脚本家・ナレーター。
慶応義塾大学卒。高校時代からエキストラとしてドラマなどに出演。1969年の大河ドラマ「天と地と」(NHK)の上杉謙信役で主役に抜擢。1976年、金田一耕助役で主演した市川崑監督の「犬神家の一族」が大ヒット。そのほか数多くの映画・ドラマに出演。俳優以外の仕事では、ナレーション、司会、クイズ番組の解答者などでも活躍。