戦後70年を迎えた今、テレビが果たしてきた役割や、これからのテレビについて考える 「シリーズ テレビと戦後」。3回目のゲストは、テレビの世界で長年にわたり活躍をしてきた石坂浩二さん。テレビ草創期、生放送しかなかった時代から、今日まで関わってきたテレビを通して見えてきた時代とメディアについて考えていきます。
高校時代から57年間も、テレビと関わってきた石坂浩二さん。俳優・タレント・司会者・ナレーターなど様々な役割を演じてきました。通行人から大河ドラマの主役、記憶に残る「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のナレーター、番組司会者などさまざまな立場で黎明期からテレビの現場に立ち会ってきた石坂さんは、テレビをどう見てきたか?その役割の変化をどう捉えてきたか?など、石坂さんならではの視点からのお話を2週にわたってお伺いします。
<前編(11/8放送)>では、エキストラからデビューし、生放送のドラマ制作の現場など、テレビが生まれたばかりの頃の状況を中心に、民放ドラマ史上最高視聴率を上げた「ありがとう」(TBS)や「2丁目3番地」(日本テレビ)などホームドラマ黄金期、そして、カラー放送ドラマ第1作である大河ドラマ「天と地と」でのエピソードなどのドラマの話を中心にお聞きしました。
<石坂浩二 プロフィール>
1941年(昭和16年)東京生まれ。俳優・司会・脚本家・ナレーター。
慶応義塾大学卒。高校時代からエキストラとしてドラマなどに出演。1969年の大河ドラマ「天と地と」(NHK)で主役に抜擢。1976年、金田一耕助役で主演した市川崑監督の「犬神家の一族」が大ヒット。そのほか数多くの映画・ドラマに出演。俳優以外の仕事では、ナレーション、司会、クイズ番組の解答者などでも活躍中。