脚本家・内館牧子さんは、13年間の会社員生活を経験した後、1988年に脚本家デビュー。その後、民放・NHKを問わず、多くのドラマの脚本を手がけ、「白虎隊」(テレビ朝日)など、ヒットを飛ばしてきました。
また、テレビ朝日の放送番組審議会委員としても、番組作りのプロとして経験と知識に裏打ちされた鋭い意見を発表しています。
内館さんは、この7月から、テレビ朝日で放送中の木曜ドラマ「エイジハラスメント」の脚本を担当。この「エイジハラスメント」は、2008年に刊行された内館さんの同名小説を原作に、新たに脚本を書き下ろしたドラマです。
最新作「エイジハラスメント」にも反映されている、内館さん自身の会社員時代の経験や脚本家をめざすようになった経緯。シナリオライター養成学校時代のエピソードや初めてドラマ原案が採用された時の感動などについてお話を聞いていきます。
また、最近のドラマの変化やドラマづくりに何が必要なのかなど、内館流ドラマづくりについても、じっくりとお話をお伺いします。また、「エイジハラスメント」を例に、キャラクター作りの苦労や、ドラマを見るポイントなども伺いました。
■木曜ドラマ「エイジハラスメント」(木曜よる9時放送) 原作・脚本 内館牧子
主人公、吉井英美里(武井咲)は一流商社に入社し、ゆくゆくは、役員になりたいと夢を持っていたが、配属されたのは総務部。彼女の意欲、能力、向上心、そのすべてが年齢や性別による差別、ハラスメントの対象となってしまうというドラマです。しかし、ハラスメントに耐えてきた主人公が、会社に反旗を翻すのがこのドラマの大きなポイント。ハラスメントに対し、立ち上がった主人公は…!?