【放送内容】「スペシャルトーク山田太一(2)東日本大震災とドラマ」
5月4日放送に引き続き、脚本家・山田太一さんのスペシャルトーク第2弾。
今年2月に放送された、山田太一ドラマスペシャル「時は立ちどまらない」は、
東日本大震災と家族を丁寧に描き大きな反響を呼びました。
山田太一さんは、大災害をフィクションで描くということにどのように立ち向かったのか、
セリフやシーンに込めた思いも含めて詳しくお聞きしました。
山田作品の大ファンを自認する脚本家・宮藤官九郎さんに、震災をフィクションで描く難しさについて聞いたVTRや
本作を演出した堀川とんこう監督の山田脚本についてのインタビューも紹介します。
まとめとして、ドラマを取り巻く状況について視聴者の意見を踏まえて、思うことやこれからのドラマについて語っていただきました。
<トークテーマ&インタビュー>
・ドラマ「時は立ちどまらない」誕生の経緯
・現地取材で感じたこと
・2つの家族を描いた理由
・娘に婚約者の死を伝える父・・・悲しみの表現について
・「時は立ちどまらない」堀川とんこう監督に聞く、山田太一の脚本作り
・宮藤官九郎が語る「時は立ちどまらない」
・震災をフィクションで描くむずかしさ
・街の声「最近のテレビドラマについて」
・これからのテレビドラマ
・“家族”をテーマに描く理由
・テレビドラマに大切なもの
<山田太一氏プロフィール>
1934(昭和9)年東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹入社。
木下惠介監督に師事。木下惠介監督の企画でテレビドラマを書き、その後フリーの脚本家となる。
テレビ史に残る名作、「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」「終りに見た街」などのドラマ脚本を数多く執筆。
<テレビ朝日開局55周年記念 山田太一ドラマスペシャル 「時は立ちどまらない」>
東北のとある海沿いの街に住む2つの家族、西郷家と浜口家――。
西郷家のひとり娘と浜口家の長男が結婚することになり、
ふたつの家族は初めての顔合わせをする。
ところがその5日後、東日本大震災が発生、2つの平凡な家族の運命を変えてしまう…。
津波によって濱口家は家族3人と家や漁船を失う。一方、何ひとつ傷つくことなく、家族も家もすべて無事だった西郷家…。
両家のすれ違いや対立、そして家族の崩壊と再生を丁寧に描く。
中井貴一 柳葉敏郎 樋口可南子 黒木メイサ 橋爪功ら超豪華キャストが織り成す、珠玉のホームドラマ。
(放送人グランプリ2014受賞 ギャラクシー賞入賞)
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