【放送内容】「高校生のためのメディア講座」
テレビ朝日と朝日新聞社はこの夏、合同で「高校生のためのメディア講座」を2日間に渡って開催しました。
番組の制作現場や新聞社の見学、さらにテレビ、新聞の未来についての講義やワークショップを通じて「メディアの未来」について考えました。
スタジオでは、朝日新聞 ブランド推進本部CSR推進部 森田良平部長、テレビ朝日 広報局お客様フロント部 長田明部長が、
メディア講座を開く意義、高校生たちの新聞、テレビに対する考え方に触れて感じたことなどについて話しました。
1日目の講座は東京・築地の朝日新聞東京本社で開かれました。
まず、取材、編集を行う新聞社の心臓部ともいえる編成局・報道局フロアを見学。
さらに新聞社地下にある印刷工場を回り、オフセット印刷のしくみを学びました。
その後、朝日新聞ブランド推進本部マーケティング部次長・清水敬久講師による「デジタル時代の新聞」の講義を聞きました。
講義の後、ワークショップ「テレビ・パズル」を行いました。
各自が持っている新聞のイメージを一枚の絵に描き、それをグループごとに考えた座標軸に沿って絵を並べていきます。
「未来」と「過去」、「作り手」と「読み手」、「デジタル」と「アナログ」などの様々な「縦」のアイデアが、出ました。
どこに絵を置くか考えながら話し合い、最後にグループごとに発表しました。
2日目の講座はテレビ朝日で開かれました。
「スーパーJチャンネル」や「報道ステーション」の放送が行われる第4スタジオや、
「ワイド・スクランブル」の生放送を見学して番組制作の現場に触れた後は、ワークショップ「テレビ・パズル」の続きです。
テレビのイメージを絵に描き、前日考えた座標軸を使って並べていき、テレビについて感じていることや、メディアの未来について話し合いました。
最後にテレビ朝日コンテンツビジネス局ニュースEX担当部長・渡辺政道講師による「テレビ・メディアの未来」の講義が行われ、2日間の講座を締めくくりました。
●高校生の意見から
・当たり前の様に見ている新聞が、こんなにもたくさんの人の努力や、思いで作られているということを知ることができて、とてもよかったです。
・テレビだとこちらが見る側で一方的に報道される感じですが、紙面だとそこに情報が残っているので、新聞はそう考える、自分はこう考えるという風に一人でも討論ができると感じました。
・学校の友達だとあまりメディアについて話さないのですが、同じようなものに興味をもつ同世代と話せるのは、とてもいい機会だなと思いました。
・新聞社は「情報をいかに拾うか」という感じでやっていると思いますが、テレビ局は「情報をいかに伝えるか」という点に重点を置いているのだと実感しました。
・テレビはチャンネルを選べますが、情報は勝手にどんどん流れてきて、自分では選べません。その代わりに自分が知りたいと思っていなかった分野にも、興味をもてるきっかけを作ってくれると思いました。
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