【放送内容】「オトナのメディアリテラシー」
メディアを「読み・書きする」能力、メディアリテラシー。
今回は、大人向けのメディアリテラシー活動についてお伝えします。
東京・中央区では今年度から「区民メディアリポーターになろう!」という生涯学習講座を開始しました。
東京大学大学院情報学環の水越伸教授が中心となって進める2年間の養成コース。
講座終了後は「区民メディアリポーター」として活躍するという目標を掲げています。
番組では、5月から7月まで、前期5回の講座を取材しました。
写真や絵など映像を繋ぎ自分でナレーション吹き込み物語を作る
“デジタル・ストーリーテリング”という表現方法を使い
受講生が2人1組となり、対話をしながら作品作りを行う姿を追いました。
7月の作品発表会には、受講生以外に各地の研究者や地域メディアの関係者も参加。
個性の光る受講生の作品が上映され、楽しい雰囲気のなかで意見交換が行われました。
また、テレビ局が行う生涯学習支援としてのメディアリテラシー活動として
テレビ朝日が2008年秋に開始した「オトナ出前講座」では、社員が
自治体などに出向き「報道番組の仕組み」や「ヒット番組の発想法」などの
講義を行ってきました。
6月に東京・新宿区コズミックセンターで行われた「オトナ出前講座」では
「ニュースの現場から学ぶ~伝え方の極意~」をテーマに
報道局の北川憲彦 報道ステーション担当部長が講師を務めました。
豊富な取材経験を生かした“伝えるために大切なこと”を紹介すると
講座後半は講義を生かし「新宿区まち歩き」と題して
地域向け中継リポート番組の制作体験を行いました。
スタジオには、東京大学大学院・水越伸教授をゲストに迎え、テレビ局と自治体のメディアリテラシー活動の意義や可能性について伺いました。
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