東北太平洋岸を中心に大きな被害を引き起こした「東日本大震災」も、一年を経過し、
被災地以外では関心が薄れつつあると言われています。
その中で、被災地の地域メディアはどのように情報を発信し、語り続けようとしているのでしょうか

KHB東日本放送の取り組み
1年前、震災直後の東日本放送にはテレビ朝日やANN系列各局からの応援スタッフが50人以上集まり、
懸命に被害状況を伝えていました。 あれから1年。再び仙台の東日本放送を訪ねました。
応援要員も引き上げた取材体制のなかで、報道部や制作部などのスタッフたちは、
被災地報道についてどのような課題を抱えているのでしょうか。取材活動に同行し、
被災地の現状を正しく伝える難しさや、被災地以外に情報が伝わりにくい現状への苦悩など、思いを聞きました。
また、KHBでは、大震災の映像を残し、後世に語り継ぐために、DVD制作にも力を注いでいました。

石巻市にある「石巻日日新聞」は、震災直後、手書きの『壁新聞』を発行し市民に情報を伝えました。
そのジャーナリスト精神は世界から評価されました。
今、「日日新聞」ではどのような取材を行っているのかを紹介します。
さらに、子どもたちからの情報発信を支援する「石巻日日こども新聞」の取り組みも紹介します。