20１0年10月から12月の3ヶ月間にわたり、
東京都中央区の生涯学習講座「中央区民カレッジ」にテレビ朝日が協力して開催された
「体験！大人のメディアリテラシー」

 前年度開催の「大人のためのメディアリテラシー入門」に続き、2回目となる今回は、
講座の時間も120分に拡大し、全6回の講座にグレードアップしました。（前回は90分×5回）
 ２０代から７０代の男女２０人が参加。
メディアリテラシーとは何か、自分の言葉で伝える難しさ、企画の発想法など、
さまざまな講義やワークショップを体験しながらテレビや市民メディアについて考えていきます。
最終的には「築地市民テレビ」という架空のテレビ局をイメージしたミニ番組を制作しました。

今回は、講座の後半をご紹介。受講生たちが制作した番組も詳しくお伝えします。
スタジオでは、講座全体を担当したテレビ朝日お客様フロント部、
小林一枝元アナウンサーが講座の様子、アンケートなど受講生の感想などを説明しました。

4回目の講座から「番組づくり」が始まりました。
番組のテーマは「築地のしあわせ」です。

まずは、受講生それぞれが自分にとっての「幸せ」は何かを
紙に地図のように書き出すという方法で考え、発表しました。
皆さんの「幸せ」は、美味しい食べ物を食べているとき、
犬と散歩しているとき、健康が一番、などいろいろ。
中には、「世界の平和がなければ、個人の幸せもない」などという立派な考え方も。
この発表に基づいて、「食べもの」「健康」「動物」「平和」の4つのグループに分かれて
番組を作ることにしました。
講座5回目。いよいよ番組の収録です。
番組は「カメラに向かってリポートをする形式」を採用。
ビデオカメラでのロケ取材は、今回は無し。（写真の使用は自由）
原稿を書き、一人40秒くらいにまとめます。カメラ・リハーサルの後、さらに原稿を調整。
収録の本番。みなさん、一発収録OKで緊張感の中にも、楽しみながら収録が終了。
講座最終回、6回目は、桂敬一先生を講師に迎えて、作品の上映と合評会を行ないました。

● 「はじめて行ったカウンターの寿司屋！」
● 「築地の玉子焼」
● 「子連れで行ける鉄板焼き」
● 「銀座の名レストラン閉店」
● 「シュークリームのおいしい人形町」
● 「築地の鎮守・波除稲荷神社」

● 「ネコ大好き」
● 「愛犬アブーの想い出」
● 「私の愛馬プリンス」

● ６人のメンバーで「月島温泉」を取材

● 「虹のサービス」
● 「私の宝」
● 「主人への思いやり」
● 「青春」

各グループの作品に、第一回講座の下村健一講師がVTRで講評、
桂先生からも「市民メディアの可能性は大きい」とまとめの講演があり、
６回の講座も無事に終了しました。