【放送内容】
舞台やコンサート、スポーツイベント、話題の博物展などを開催するテレビ局のイベント事業部。
今回は、イベント事業部がこの夏仕掛ける、テレビ朝日開局50周年記念ブロードウェイ・ミュージカル「スウィング!」の舞台裏をご紹介します。
2002年の初演時には全国各地で完売公演が続出!
メガヒットを記録した人気ミュージカルが精鋭キャストを新たに選抜、更にパワーアップしてこの夏再び日本に上陸。
2時間ノンストップのアクロバティックなダンス。
世界トップレベルのスウィング・ジャズ。
圧倒的な迫力とエネルギーで観客を魅了します。
※「スウィング!」
東京公演
8月12日(火)~31日(日)
Bunkamuraオーチャードホール
「スウィング!」公式ホームページ
http://swing08.jp
スタジオ1
○石田菜穂子(テレビ朝日 事業局 イベント事業部)さんの話
「スウィングの音楽とリズムを感じるだけでどんな人でもミュージカル『スウィング!』を楽しんでもらえる」
○海野 緑(テレビ朝日 事業局 イベント事業部 プロデューサー)さんの話
「2002年に日本公演を行ったとき東京・名古屋・大阪で完売公演が続出して
今年はテレビ朝日開局50周年記念ということでどのミュージカルをお届けしようかと考えたとき、
皆さんに一番愛されたものをもう一回お届けできたら、と考えた。
現在「スウィング!」はどこでも上演されていないので今回「スウィング!」
オリジナルのブロードウェイのプロデューサーと交渉して日本公演のためだけに
今までの中でベストのキャストを集めてもらい、上演することになった」
VTR1
ブロードウェイ最高のスタッフが取り組むミュージカル「スウィング!」その準備はまた細かい。
「スウィング!」は、イベント事業部4名のプロジェクトです。
プロジェクトリーダーの海野緑さん、石田菜穂子さんは、ディレクターの役割を担当。
宣伝担当の藤本周二さん、そして、全体をフォローする吉原智美さん。
4人は、1年前から「スウィング!」の準備を行っています。
「スウィング!」上演4ヶ月前。4月末、アメリカから「スウィング!」のプロデューサーと技術監督が来日しました。 今回の目的は、公演が行われる東京・名古屋・大阪・岩手県北上市の4つの劇場を訪ねて設備の確認をすること。 その上で、使う機材をアメリカから持ち込むものと、日本でレンタルするものとに分けて、細かく打ち合わせが行われました。
一方、海野さんは、ビザの申請に必要なキャストやスタッフのデータをまとめてもらうようプロデューサーに相談。 突然、海野さんが技術監督に呼ばれました。
音声卓の置き場所を確認したいというのです。
また、上演期間中、衣装を洗う洗濯機や乾燥機も必要とわかりました。
さらには、劇場の搬入口に回って、機材の搬出入の方法、前の道路が渋滞する時間帯の確認など、
実に細かく確認が行われました。
○「スイング!」舞台監督 黒田大輔さんのコメント
「結構細かい部分までかなり熟知していらっしゃるなと思いました」
○「スイング!」技術監督 ジェフリー・クアート コメント
「事業部のスタッフは非常にプロフェッショナルな方たちだと思うので、
一緒に仕事をするのを楽しみにしています」
技術監督たちのチェックは、東京、大阪・名古屋・岩手県北上市の4つ劇場で、それぞれ細かく行われました。
そしてアメリカに戻った技術監督から海野さんあてに、メールが届きました。
内容は、4つの劇場で必要な機材リストと検討事項に関するものでした。
しかし、海野さんは、日米両方のレンタル会社から見積りを取って再検討した上で、最終判断を下すのです。
続いては、「スウィング!」のプロモーション活動。その涙ぐましい舞台裏。
5月上旬、
メインキャストがプロモーションのため来日。
来日早々、行われたのは、宣伝用の写真撮影。
石田さんは、アクロバティックなイメージを出したいと、身振り手ぶり、熱くカメラ
マンに訴えます。
石田さんのさすがの迫力にカメラマンもちょっと押され気味の様子。
○石田菜穂子さんのコメント
「なるべく多くの雑誌社とか新聞社の方に取材していただいて
テレビ朝日でも取材して、券売のためのPRに活用しようと思っています」
「スウィング!」のメインキャストが到着しました。
成田からの直行、時差ぼけのためか少しテンションが低いのが、気になります。
主役は、スウィングダンス界のカリスマ!
マーク・エクステイン。そして、アデアラーニ・マリアは、数々のヒット作品に出演しています。
滞在はわずか5日間。限られた時間でのプロモーションは、強行軍のスケジュールとなります。
そのためスタッフ総出、石田さんはダンサーの衣装にアイロンをかけていますが、かなり、手なれたものです!
いよいよ、写真撮影が始まります。本番前の打ち合わせ、石田さんが、直接ダンサーに撮影の狙いを説明します。
そして、本番。スチールカメラとビデオカメラを同時に回し、効率よく撮影するのですが、
石田さん、ビデオ撮影チームにも具体的な狙いを説明しています。
ダンスが始まりました。石田さんがこだわったのはこのダンス。ダンスは見事に決まりました。
来日直後でこの動き。さすがです!
午前の撮影は、無事終了です。
ここでいったん休憩、ランチとなりました。
移動疲れに時差ぼけ、そのせいか、主役の2人は元気がありません海野さん、必死に2人を盛りあげ、
やっと笑顔が浮かんできました。
そこへ午後の取材のために、前田有紀アナウンサーが到着しました。
ディレクターと取材内容の打ち合わせ。ここでも石田さん、猛アピール!
さらに前田アナにも、これから体験レポートするダンスの魅力を説明。
では、本番です。
狙い通り、ダンスの魅力と「スウィング!」の楽しさを、うまく取材できたようです。
撮影は続いていますが、あわただしく電話をしながらスタジオをあとにする藤本さん。
藤本さんが向かった先は、渋谷のイベント会場でした。
ここで、来日中のマークとマリアらを登場させ、道行く人たちに「スウィング!」をアピールしようというものです。
本人登場の前に、まずは、「スイング!」の音楽の魅力をライブで伝え、会場を盛り上げます。
直前まで、PR用の写真、ビデオの撮影。
そして、番組の取材を受けていたマークとマリアそして シンガーのランディ・シェーンが登場。
イベント出演が終わるや否や、次は、六本木。テ レビ朝日への移動です。
海野さんが、この後の予定を説明します。目一杯の取材スケジュ ールに、
「スウィングダンス界のカリスマ」マイクも「僕たちには2分しか自由な時間がない。 参ったな」と
ついつい本音が。まずは、テレビ朝日の屋上で、番組用のPRコメント撮りです。
コメント撮りも無事終了!しかし、この後も取材は続きます。
スタジオ2
○石田菜穂子(テレビ朝日 事業局 イベント事業部)さんの話
「プロモーションに関しては毎日どこかで必ず露出していることを目標にテレビをはじめ
新聞・雑誌・インターネットなどで出せるものは全部出したいという気持ちでやっていた。
来日プロモーションの5日間で本番までの4ヶ月間の露出のすべてをまかなえるだけの
素材を撮りたいという意気込みでキャストには朝9時から夜遅くまでがんばってもらいました」
○海野 緑(テレビ朝日 事業局 イベント事業部 プロデューサー)さんの話
「機材など技術系のことやプロモーションそして来日したキャストやスタッフのお世話をするなど
仕事内容は多岐に渡っている。そのため4人でうまく分担して作業を進めている。
またアメリカとの契約書に基づいて仕事を進めているが、例えばダンサーは2時間猛ダッシュで
踊り続けるので良いコンデションを保つためにステージ上では気温が22度プラスマイナス3度以内に
保つことなどその内容は実に細かい」
VTR2
ミュージカル上演まで2ヶ月。
石田さんと藤本さんは、キャストやスタッフの労働ビザ申
請の書類作りに追われていました。
しかし、データがなかなか集まらず、思うように作業
が進んでいません。ビザ取得には時間がかかります。
間に合うのでしょうか?
後日、ビザ申請のため入国管理局にやってきた藤本さんですが、全員分の書類が、
そろっ
たわけではなく、ここには何回か来なくてはならないようです。
深夜、海野さんたち4人
が集まっています。
パンフレットに載せるキャストとスタッフの日本語の表記をアメリカ
のスタッフに、国際電話で確認しています。
「ロバータ?ロベルタ?」「ロバータ」スター
たちだけに間違っては大変。
電話の声を4人で確かめ、真剣な表情でチェックしました。
さらには、こんな問題も・・・
○石田菜穂子さんのコメント
「今ちょうどホテルの最終調整とアメリカ人の泊まるホテルと日本人スタッフが 名古屋・大阪・岩手県北上市に行く部屋割りとあとそれぞれが移動するチケットと
それぞれを引率する担当といろんなシミュレーションをしているんですけど、
今ぽろぽろ変更が出るように毎日毎日キャストやスタッフが到着する日も変わりますし、大変心配です」
「スウィング!」08ツアーは、日米のキャスト・スタッフおよそ100人の大移動となります。
この日、旅行代理店などと一緒に、来日から最終公演まで7週間の移動の細部を
詰めました。
特に、ツアー初日、岩手県北上市の公演について、慎重に打ち合わせが進め
られました。岩手県北上市。
自然美しいこの街からツアーは始まります。6月には、「岩手・
宮城内陸地震」の被災地となりました。
初めて迎える本場のブロードウェイ・ミュージカ
ルに、町は盛り上がっています。
地震の傷跡は未だに残りますが、本番までには修繕が終
わるという力強い言葉に、地元の熱い期待を感じた海野さんでした。
地元の期待は、こん
なことにも。海野さん、ラジオ番組に、急遽、ゲスト出演。
ビザの遅れが心配されたキャ
ストたちも、無事に来日。リハーサルが始まりました。
スィングジャズの名曲に乗せた迫
力あるダンス。
そして、熱狂的な演奏。
迫力とエネルギーの日本公演はまもなく幕が上がります。
スタジオ3
○海野 緑(テレビ朝日 事業局 イベント事業部 プロデューサー)さんの話
「本場のブロードウェイ・ミュージカルは東北地方などではなかなか見ることが出来ないので今回、
岩手県北上市の人たちはとても楽しみにしていてくれて、キャスト・スタッフの食事の準備など
町を挙げて手伝ってくれるということでこちらもとても楽しみにしている」
○石田菜穂子(テレビ朝日 事業局 イベント事業部)さんの話
「ダンサーとして夢を目指してニューヨークにやって来た人たちは、
アメリカだけでなくいろいろな国からやって来ているので労働ビザの申請などかなり苦労した」
「キャストが来日してリハーサルの様子を見ましたが本当に素晴らしいダンスと音楽なので
これが照明をきちんと当てて衣装を着て舞台に立ったとき、どれだけ人の心を動かすのか自分自身も楽しみです」
○海野 緑(テレビ朝日 事業局 イベント事業部 プロデューサー)さんの話
「今回の『スウィング!』日本公演に出演するダンサーはオリンピックでいうところの
陸上競技のファイナリストたちのようなもの。本当にクオリティの高いダンスをぜひ見てもらいたい」
○「テレビ朝日のテレビ遊び~夏のテレビ祭り~」の報告
遊びながら、テレビの仕事や番組を体験できる夏の恒例イベント「テレビ朝日のテレビあそび~夏のテレビ祭り~」が、
7月19日から3日間、テレビ朝日本社1階アトリウム、イベントスペースumu(ウム)、その他の会場で開催され、
期間中、およそ2万7千人の方が訪れました。
アトリウムでは、人気番組「Qさま」のプレッシャースタディ挑戦が行われ、大人気。
子どもたちに人気だったのは、「クレヨンしんちゃんアテレコ体験」イベントスペースumu(ウム)では、
開局50周年を記念して、テレビ朝日とテレビ放送の50年を振り返る「50周年タイムマシーン展」を開催。
こちらは、ご年配の方も楽しまれたようです。毎回、人気の「ニュースあそび」参加したちびっ子の中から、未来の記者が誕生するかもしれません。
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