● ● ● ● 3月16日 ● ● ● ●

司会 吉澤 一彦 (テレビ朝日アナウンサー)
島本 真衣 (テレビ朝日アナウンサー)
ゲスト  時岡 敬(事業局イベント事業部)

【放送内容】
Blue Man Group 特集


廃材を使ったオリジナル楽器による音楽と、パフォーマンスが融合した、
究極のスーパーエンターテインメントショー『ブルーマン・グループ』
2007年末、日本に上陸するや否やブームが巻き起こり、今や社会現象。その秘密は!?
大人気ブルーマン、その魅力と秘密、そして、公演の様子も、たっぷりご紹介します。


スタジオ1

吉澤)
今日は、テレビ朝日開局50周年記念『Blue Man Group 東京公演』
についてお送りします。大好評で、公演の延長も決まりました。
その魅力はどんなところにありますか?

時岡)
ブルーマン・グループの魅力は、ミュージックとアートとコメディを融合させた
パフォーマンスに尽きると思います。

吉澤)
ブルーマンそれぞれにキャラクターはあるのですか?

時岡)
ブルーマンは、特に誰がどういうキャラクターという位置づけはありません。
あくまで3人の関係性の中で、いろんな事が起こっていくのがブルーマンなのです。



VTR-1

オフ・ブロードウェイ「最後の大型作品」として、来日上演が望まれていた「ブルーマン・グループ」
そのステージは、音楽に合わせて、三人の真っ青な男たち、ブルーマンが、
無言でドラムを叩き、パフォーマンスを演じるというもの。
ブルーマンの魅力、まずはその音楽性。オリジナルの楽器を使ったBGMは、ポップで
いながらどこか懐かしい不思議なロックサウンドを奏で(かなで)ます。
過去のどんなカテゴリーに入らない前衛性。
もちろん、しっかり笑えます。言葉がないから、笑いは世界共通。
大笑いから、ニヤリまで、様々な笑いが起こります。
ブルーマン・グループは、1987年、ニューヨークの三人の若者が、
リズムに乗った、一言も喋らないパフォーマンスを思いつたことから始まります。
何か新しい物を作ろうと試行錯誤の末に生まれたのが、「ドラムボーン」
水道の排水パイプを繋いで作った、いわば“叩くトロンボーン”。
言葉を超えたクールでコミカルなステージは、
文化や人種を超えて、現在、世界3カ国9都市で大ヒット上演中。
そして、2007年8月、千葉県幕張で行われた「サマーソニック07」に、
ロックバンドとして日本初登場。2日間で2万5千人の観客を熱狂させました。



スタジオ2

吉澤)
初めての専用劇場公演ということで、ブルーマンはもちろんですが、
パートナーを組むイベント事業部の皆さんも、準備が大変だったのでは?

時岡)
10年近く前から、公演に向けて動き出しました。
テレビ朝日が加わったのは、一昨年の後半だったと思います。
まず信頼関係を築き上げていき、専用の劇場を新たに建てるという話になりました。
専用劇場がないと、ブルーマンのパフォーマンスはやりきれないし、
今までの招聘(しょうへい)ものや、短期の公演では無理でしょうと言う事でしたので
色々なことをクリアして、今回の日本公演にこぎつけた。



VTR-2

日本公演に先立ち、行われたのが、バンドメンバーのオーデション。
大勢の応募者の中から、4人の日本人メンバーが選ばれました。
中でも注目は、若手気鋭の前田秋気(しゅうき)さん。
神出鬼没のブルーマン。昨年8月、夏休みの家族連れにわく、テレビ朝日の
「テレビあそび」会場に突如、出現。
FMラジオの生放送にも登場。公開放送のためにたちまち周囲は、大勢の人が集まりました。
みんな、初めて見る“生”ブルーマンに、興味津々。
とうとうブルーマンも街に飛び出し、大騒ぎ。
その後も、ブルーマンたちは、日本各地で、青い旋風を巻き起こしました。
今年2月3日には、豆まき。鬼も驚く、青の男たちの撒く前に、
お客さんも大興奮。たっぷり福を呼びました。



スタジオ3

吉澤)
お客さんはどんな方が多いのですか?

時岡)
お客さんの層としては、30代くらいが中心ですが、
家族連れの方々も非常に多いです。

島本)
ここまでのヒットは、予想していましたか?

時岡)
日本人はシャイだとかいわれているので、その辺がどうかな?とは思っていました。
ニューヨーク公演では凄い盛り上がりでしたが、それを日本に持ってきて、
果たしてどうなるか、という心配もあったのですが、
今現在は、とにかく凄い盛り上がりです。



VTR-3

ブルーマン・グループ見所その1、まずはパフォーマンス。
無口なブルーマンたちが、目だけで会話する仕草にも注目ください。
続いて、現代アートへの皮肉ともいわれる、パフォーマンスは、
口に含んだガムボールを吐き出し手作ったアート。
ロックグループとしての実力も評価が高い、ブルーマン・グループ。
ご覧の楽器は、パイプを使って作った「PVC(ピーブイシー)」ですが、この楽器、
叩くという音楽の原点を堪能させてくれます。
「原始的なもの」というコンセプトで生み出す打楽器のサウンド。新し・ナツカシで、観客もノリノリ。
カラフルなインクを大量に注ぎながら、ドラムで叩き挙げる迫力満点のペイントドラム。
蛍光インクを激しく撒きちらしながらのドラミング。ド派手な演出ながら、
それに媚びない音楽性の高さも注目です。
世界中のあらゆるエンターティメントの要素を貪欲に取り入れたパフォーマンス。
ブルーマンたちの目に注目、「きょどきょど」した動作も笑えます。
笑いすぎ、楽しみ過ぎ気が付けば、閉演。
ロビーでは、ブルーマンが見送ってくれるのも、嬉しいサービスです。
ステージを楽しんだ後は、グッズショップも要チェック。
ここでしか手に入らないグッズが沢山あり、大興奮でした。



スタジオ4

吉澤)
リズム楽器が効果的で、コンサートのようにだんだんと
ヒートアップしていくというところが良いですね。

時岡)
叩くという本能というか、原始的な部分を押さえつつ、プラスティックのパイプを
楽器にしてしまったというところが、ブルーマンの凄いところだと思います。

吉澤)
最後にあらためてその見所を教えてください。

時岡)
おかげさまで公演延長も決まりました。
ブルーマンのパフォーマンスは劇場の中でしか味わえません。
ぜひ一度、劇場に足を運んでいただいて、ブルーマンと一緒に、
様々な体験をしていただけたらなと思います。

吉澤)
今日はありがとうございました。


番組では、テレビをご覧の皆さまからのお問い合わせ、ご要望をお待ちしています。
次回の放送は、4月6日の予定です。