バラエティ番組に関する質問・意見
Q「いきなり!黄金伝説。」に出てくる無人島の家は放送後どうするのか?
A
無人島では勝手に木を切ってはいけない決まりがあるので番組で家を作るときは
必ず流木や落ちている木を使っている。撮影が終了した後は、制作スタッフが
家を解体して元の自然の状態に戻しています。
Q「いきなり!黄金伝説。」で無人島にいるとき制作スタッフはどうしているのか?
A
「いきなり!黄金伝説。」ではカメラを三脚に立てて無人の状態で撮影することが多く、
制作スタッフはロケ現場からケーブルをはわせて150メートルくらい離れたところから
出演者の様子をモニターで見ている。ちなみにスタッフが勝手に魚は獲ったりはしません
(出演者が魚を獲れなくなると困るため)スタッフの食事は1日2便、
船で弁当を運んでもらって食べているが、出演者は「0円生活」を本気でチャレンジしているため、
弁当を食べることはありません。
Q「いきなり!黄金伝説。」に出てくる巨大マグロは腐ったりしないの?
A
今までアンタッチャブルやオリエンタル・ラジオが80キロのマグロを
およそ10日間かけて食べ尽くしている。当然、マグロは放っておくと
そのままでは腐ってしまうため、出演者が眠っている間や他の仕事で外出するとき、
隣に巨大な冷蔵庫をスタンバイさせて冷凍保存している。
Qバラエティ番組で深夜からゴールデンタイムに移るとき企画内容が変わるのはなぜ?
A
番組が深夜からゴールデンタイムに移るとき、視聴者層がより家族向きになるため、
よりたくさんの人に楽しんで見てもらうよう番組内容をあらためて考える必要がある。
たとえ深夜帯で放送して人気のコーナーであってもゴールデンタイムでたくさんの人に
楽しんでもらえるとは限らない。結果的に同じ番組タイトルでも内容がガラリと変わる場合がある。
番組内容をどうするのかが、スタッフとして一番悩むところです。
☆ドラマに関する質問・意見
Q「生徒諸君!」で生徒が飛び降り自殺するシーンが出てきたがどうやって撮影したの?
A
もちろん役者さんが高いところから飛び降りてはいない。
実際には、マットをひいて1メートルの高さから飛び降りて撮影している。
その際にカメラのアングルをいろいろ工夫してカットを積み重ねることによって
本当に飛び降りているように見せている。
Qドラマの撮影で学校の校庭を使うときその学校の部活動はどうしているの?
A
部活動の妨げになるようなことは絶対しない。あくまでも校庭が空いている時間を利用して
撮影に協力してもらっている。
天候やスケジュールの都合などで校庭を借りれない場合は他の学校で撮影して、
あたかも同じ校庭であるかのように見せることがある。
Qドラマの主役はオーディションで決めるの?
A
ドラマの主役はオーディションで決めません。
基本的には主役の役者さんを先に決めてからドラマの内容を決めている。
例えば、米倉涼子さん主演の「黒革の手帖」の場合、裏番組で強力なドラマがあったので
思い切ってカワイ人が出ない、良い人がいない、全員が悪人でだましあうという、
いわゆるドラマのセオリーの逆の設定で考えた。
もし『電車男』のような強力な原作があれば、キャスティングを後から考えるケースもある。
Q最近のドラマは漫画の原作が多いのはなぜ?
A
テレビが娯楽の王様だった時代は、山田太一さんの「ドラマシリーズ」や
倉本總さんの「人間シリーズ」など作家性の強いドラマが人気だった。
しかし、ケータイ、パソコン、ゲームなどテレビ以外にもたくさんの娯楽がある現在では、
原作が漫画のドラマのほうが安心して見ていられるようで視聴率が獲りやすいのは事実。
とはいえ、なんとかオリジナルの原作で人間ドラマを作りたいとは考えている。
☆スポーツ番組に関する質問・意見
Q「やべっちF.C.」の矢部さんはリフティングが何回できるの?
A 矢部さんは実際、数えたことはないが、その気になれば1000回でも2000回でも リフティングは出来るのではないかと思う。「やべっちF.C.」(日曜よる11時30分から放送)では、 タレントさんは生放送が終了すると普通は私服に着替えてそのまま帰るが、 矢部さんはユニフォームに着替えて2時間ほどリフティングやサッカーの技の
練習をやっていることが多い。
Qサッカー中継のとき解説者は選手やボールの早い動きにどうやって対応しているの?
A
解説者の皆さんは元プロサッカー選手の方が多く、
たいていは現役時代の感覚をベースに解説していると思う。
Qサッカー中継で選手のプレーにカメラマンがまどわされたりしないの?
A
人を欺くのがサッカーのフェイント。実際、カメラマンが選手のプレーに惑わされることはある。 例えば、アジアカップ2007で中村俊輔選手が高原直泰選手にパスする姿を、 カメラが捉えることが出来なかった。一流選手になればなるほどそういうケースがある。 その対策としてディレクターが選手のプレーの特徴をビデオで見せながらカメラマンに 説明したりしているが時には、想像を超えたプレーをすることがある。 そのときは実況でその様子をフォローすればそのすごさが伝わると考えている。
Qスポーツ中継のとき前フリが異常に長いことがあるがなぜ?
A
選手や試合の直前情報をいろいろ知りたい、雰囲気に入っていきたいという要望が
一部にはあって、そういうファンの要望に応えるように直前情報を紹介している。
ただし無意味に何時間も前から引き伸ばすようなことはしない。
☆報道・情報番組に関する質問・意見
Qスタジオからではなくニュース・ルームからニュースを伝えることがあるがなぜ?
A
現在、テレビ朝日では『やじうまプラス』や『スーパーモーニング』の中で
ニュースルームからニュースを伝えているが、ニュースの第一報はまず
テレビ局のニュースルームに入ってくる。視聴者に入ってきたばかりの
ニュースをいち早く伝えるため、一番近いところ(ニュースルーム)から伝えている。
Q危険な地域から中継するとき事前に安全かどうか調査するの?
A
危険な地域での事前調査はしない。テレビ局によって、
行ってはいけない危険地域があらかじめ定められている。
その地域は各テレビ局によって違う。危険地域の情報が必要な場合、
CNNやBBC、地元テレビ局などからもらっている。
Q間違った情報のニュースが放送されることがあるがなぜ?
A
本来ニュースというものは、今起きている事実をそのまま伝えるもの。 「中国のダンボール肉まん」のニュースは、あとで間違いだと知って テレビ局のスタッフも実際、びっくりしました。外国のニュースは最初の段階では
そのニュースの正当性を判断するのは難しい。 国内のニュースの場合は、その情報が間違いないかどうか2重3重のチェック体制を設けている。
☆その他
Qもしテレビ局が停電したらどうなるの?
A
テレビ局ではサブ的な発電システムを持っていて、停電しても0秒で復旧できるよう準備している。
※テレビ朝日から「緊急地震速報」に関するお知らせです。
テレビ朝日では10月1日から「緊急地震速報」がスタートします。
地震には大きな揺れのS波とそれよりも早く伝わるP波という2つの波があります。
この時間差を利用してこれから来る大きな揺れの情報をいち早く伝えて被害を
少なくしようというのが「緊急地震速報」です。
「緊急地震速報」が流れてから揺れが来るまでに数秒から数十秒あります。
慌てることがないよう、どう行動すべきか、日頃の備えが重要になります。
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