|
|
移動中継車…3台
オートバイカメラ2台 上空から撮影するヘリコプター1機 固定中継ポイントが国立競技場をはじめ、39キロ地点、 和田倉門、折り返し地点の4か所。 総カメラ台数が28台となっています。 ■取材VTR(1) ~マラソン生中継準備編~ 本番1か月前、定点中継ポイントの下見が行われました。復路では39キロにあたる地点。39キロと言えば!2年前のアテネの選考会を兼ねた大会で、高橋選手が抜かれた因縁の上り坂。ここを中継でどう見せるかが重要になります。 佐藤ディレクターは、高橋選手が復帰するこの大会で、39キロポイントが最大の見せ場になると考え、リポート役の千葉選手の解説を交えながら、中継することに決めました。 2か所目は、皇居の和田倉門。毎年、中継ポイントとして選ばれる名所。 13メートルのクレーンカメラで、秋の東京の風景を交えながら、大会の緊張のなかに、ホッと一息つける映像を届けようと考えています。 次に向かった定点ポイントは、レースの行方をうらなう折り返し地点。 この折り返し地点には、移動中継車が入れないので、5台のカメラを設置する予定。 まずは、ビルの屋上で、カメラを置く場所を確認。 折り返し地点の手前には、カメラ台と実況席を組む予定。 ところが、ここでもまた問題が…。昨年はなかった白いポールとガードレールが! このため、急きょカメラ台の高さと幅の変更をすることになりました。 このようにレース本番前に、入念な下見をすることがとても重要なのです。 レースを1週間後に控えたこの日、テレビ朝日の地下駐車場では、移動中継車のセッティングが行われていました。中継のメインとなる1号車には、 2台のカメラが とりつけられています。 この1号車の最大の特徴は、振動に強いカメラ。移動中でも、ブレのない映像を撮ることができます。中継車後方下段にはカメラマンがリモートコントロールで、自由自在のアングルがねらえます。 中継車後方上段にあるのが、実況リポート席。選手の目の前から、臨場感あふれる実況を伝えていきます。 そして、もうひとつ重要なのが、オートバイ。小回りがきくため、先頭集団の戦いをより近い場所からねらうことができます。 ライダーは、ポールにつけられたカメラの後方映像を見ながら選手との間合いを図ることができます。 マラソン生中継などの場合、テレビ朝日には、系列の各局から送受信するための機材が送られてきます。 東京国際女子マラソンは、毎年、機材やスタッフなど、テレビ朝日系列 各局の協力体制のもとで成り立っているのです。 六本木ヒルズにある森タワー。このビルに、移動中継車や中継先から送られてきた 電波を受信するアンテナを立てることに。エレベーターで、地上54階へ。 この屋上にアンテナを設置するのです。機材の総重量、およそ1トン! 大変な量の機材を、屋上まで手作業で運び上げるために、これだけで、1日がかりの仕事になります。 その翌日。運び上げたアンテナをセッティングしていきます。 目のくらむような高層ビルの屋上で、強風や寒さと戦いながらの過酷な作業。 受信基地は、この森タワーの他に、品川プリンスホテル、東京ドームホテルにもあります。 受信された映像と音声は、ここからテレビ朝日本社へ伝送されます。 レース本番のおよそ2週間前。制作スタッフは、コースとなる道路のロケハンに。 佐藤ディレクターを中心に、1号車担当の今村ディレクター、3号車担当の山西ディレクターが実際に走るコースを確認していきます。本番のカメラの向きと同じように、進行方向の逆から目印となるポイントを確認したり、カメラアングルのイメージをつかんでいきます。 レースを2日後に控えた金曜日。記者会見で高橋選手から衝撃的な発表が! 三ヶ所肉離れを起こしていたというのです。はたして、高橋選手はレースに出場できるのか。番組スタッフにも衝撃が走りました! その日の夜行われた総合打ち合わせ。それまで想定してきたことに加えて、さまざまな予測を立てざるをえなくなってきました。レースには、本当に出るのか。もし出ても、途中で走るのをやめたらどうするのか…。 レース前日。全スタッフが参加して、総合リハーサルが行われました。 レース本番と同じ時間帯、同じコースでのリハーサルです。 各スタッフが、それぞれの担当場所でセッティングを開始。 移動中継車も、国立競技場に到着。すべてが明日を想定した本番さながらのリハーサルです。カメラのスタンバイもOK。 オートバイカメラも準備ができたようです。カメラマンは、カメラを手持ちで、レース中、臨場感あふれる映像をとらえていきます。 2号車には、カメラマンと実況アナウンサーが乗り込み、選手の間近でリポートしていきます。車内はさまざまな機材がびっしり! 3号車にも、カメラマンと実況アナウンサーが乗り込みレースの模様をとらえていきます。1号車に乗り込む森下アナウンサー。いよいよリハーサルの開始です。 テレビ朝日の21サブは、全ての映像が集まる司令塔。 緊張感のなかで、本番を想定したリハーサルが進められていきます。 テクニカル・ディレクターの小林さんは、各カメラから送られてくる映像に乱れがないかモニターをみながらチェック。このリハーサルで出てきた問題点は、すぐに解決して、明日のレースの本番にそなえます。 ■取材VTR(2) ~レース本番でのマラソン中継の舞台裏~ 東京国際女子マラソン、大会当日。お天気にも恵まれ、素晴らしいレースが期待されました。 国立競技場では、スタートとゴールを、臨場感あふれる映像でお茶の間にお届けしようと、11台のカメラが設置されました。中継のメインとなる、中継1号車に乗り込むのは、森下アナウンサーと解説の増田明美さん。 佐藤ディレクターがこだわっていた39キロ地点では、本番4時間前の午前8時には準備を始めていました。 リポートを担当する上宮アナウンサー。特別lリポーターには、高橋尚子選手の元チームメイトの千葉真子選手。 紅葉に染まった和田倉門。東京駅のすぐ近くで、毎年大勢のギャラリーがつめかけます。ここにはクレーンカメラを出して、秋の東京を走る選手たちを 少し違った角度で紹介。リポートを担当するのは、今年入社の久保田アナウンサー。生中継は、初体験です。 テレビ朝日の21サブでは午前10時、本番2時間前に佐藤ディレクターを中心に最後のうちあわせ。 森下アナウンサーと増田さんが1号車に乗り込み、競技場の外の最初の中継ポイントへ移動しました。 さあ、いよいよスタートです。 49.195キロの戦い。選手と一緒に中継車も移動をはじめました。 オートバイカメラからは迫力の映像が視聴者に届けられます。 先頭集団を間近でとらえるオートバイカメラ。 さらにその後方からは、第2グループをとらえる中継車。 先頭集団は和田倉門へ。中継スタッフは、往路が終わると、復路のためにクレーンカメラの位置を移動します。 テレビ朝日21サブでは、それぞれの中継カメラから送られてくる映像をレース展開にあわせて、的確に切り替えていきます。 六本木ヒルズ 森タワーの屋上。中継車や各中継ポイントから送られてくる映像を 乱れなくとらえようと、手動でアンテナを動かしています。 折り返し地点までは大きな動きはなかったのですが、35キロ過ぎに急展開! まったく予期していなかったポイントでの高橋選手の突然のダッシュ! それでも21サブのスタッフは冷静に対処して次の中継を指示していきます。 39キロ地点でレースを見守っていた千葉さんと上宮アナウンサーも、高橋選手の快走にビックリ! そして、いよいよ、高橋選手が、39キロ地点へ。21サブの武田プロデューサー、 大観衆に迎えられゴールする高橋選手をとらえるように指示。 劇的な高橋選手のゴールをしっかりと伝えることができました。 緊張し続けてきたスタッフにはじめての笑顔。 中継スタッフの努力もあって、日本中が感動したマラソン中継となりました。 ○テレビ朝日では、駅伝、マラソン 3大決戦 第3弾として、 12月4日(日)ひる12時から 「福岡国際マラソン」を放送いたします。 こちらもぜひご期待ください。 |
|
11月11日に開催された放送番組審議会では、「Matthewt's Best Hit TV+」について審議されました。
「Matthewt's Best Hit TV+」は、2001年4月に「BEST HIT TV」として、深夜1時台にスタート。 司会のマシュー南さんのハイテンションなノリが若者に支持され、今年10月には火曜日7時のゴールデンタイムに進出。 方言をテーマにした「なまり亭」が、人気コーナーです。 次のような意見が出ました。
■番組では、テレビをご覧の皆さまからのお問い合わせ、ご要望をお待ちしています。 |