【放送内容】 「観るテレビから発信するテレビへ」 総務省の調べによると、日本のインターネット人口は、7000万人を超えています。 そして、そのインターネットを通じて、さまざまな情報が発信されています。 そのなかでも、インターネットテレビとして、 地元に密着した情報を発信する、コミュニティメディアが最近、増えています。 今回は、見ることよりも、発信する側に立った人たちの活動を通じて、インターネットテレビの将来を考えていきたいと思います。 ※参考…世帯普及率 (自宅の機器でのインターネット利用者がいる世帯)はおよそ55%) |
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Q. インターネットテレビって、そもそもどんなものなのでしょう? ○金子教授の話 インターネット上で 制作したビデオ等を配信するもの。 個人よりも組織的に活動している場合が多い。 地域メディアとしても将来的に大きな可能性がある…。
○金子教授の話 新しい人の関係やネットワークを作り出していく普通のテレビは情報をただ受け取るという(受動的)なもの。 インターネットテレビをはじめとする市民メディアは、自ら情報を発信する(能動的)ということが一番大きな違いです。
○金子教授の話 インターネットの特徴は個人と個人がつながっていること。 直接やりとりできる、それが強みである。 先日のイギリス、ロンドンで起きたテロの映像も、現場に居た市民が携帯電話で撮影したものが、BBCをはじめ、世界に向けて放送された。 世の中はグローバルなものだけではなく、中間的な存在のメディアが必要だと思います。 世田谷テレビは映像という手段を使って、上手く活動していると思います。 高度情報通信社会での豊かさは、“小さなコミュニティー型の組織”が沢山出来ること。 人々の多様なニーズに対応していくには、小さなまとまりがたくさんできることによって、豊かさにつながっていく。小さな村が町おこしの手段としてインターネットテレビを使うことも有効なのでは。
○金子教授の話 私たちは大きなニュース、たとえばワールドカップなど大きな出来事などに関心があるのは当然だが、それだけではなく、普段は身近なことにも関心がある。それだけではなく知る、観るだけではなく、自分で言いたいということがある。 世界に向けてというより、地元の街に向けて発信する。それが文字よりは動く映像があるほうが良い。 それが個人発信ではなく、グループである程度まとまって表現するということは、可能性として面白い。
※番組ではテレビをご覧の皆さまからの お問い合わせやご要望 をお待ちしております。 次回の放送は、9月4日(日)の予定です。 |