2月8日

スタジオ : 吉澤一彦アナウンサー
市川寛子アナウンサー
スタジオ出演: お客様フロント部 桑原美樹


【放送内容】

「子どもたちからテレビへの疑問・質問」と題し、六本木ヒルズに完成した新社屋を訪れた生徒さんの見学の様子を中心に、実際にテレビ番組に出演しているアナウンサーや制作に携わっているディレクター、照明やカメラマンの方たちなどの仕事を紹介



見学した生徒さんは

今回、見学に訪れた生徒さんは、千葉県浦安市の入船北小学校5年生の生徒さん、9人。
現在、小学校5年生・6年生になると「情報の授業」でテレビ局の仕事を紹介しています。
その学習の一環として、入船小学校の生徒さんは、実際に自分たちでビデオ制作をしてみました。
5年1組の生徒さんは36名。6つのチームに分かれて、およそ5分間のビデオを制作。
テーマはチームごとにそれぞれ考え、絵コンテつくりから、3日間かけて撮影、編集までを経験してみたところ、撮影の仕方や編集の難しさを体験しました。
生徒たちはこの実体験を通して、テレビ局の番組はどうやって作るのだろう?などの質問・疑問を持って、テレビ朝日に見学に来ました。
  5年1組担任の百瀬先生の話
「授業では資料とか教科書を中心に学習していくのだが、実際を知ることは良いことなので、この後テレビ局見学も控えているため、行く前に自分たちで番組を作ることによって、大変さや楽しさを味わってから実際見にいけるといいなと」

テレビ局の見学

見学に訪れた生徒さんは、好奇心いっぱいでテレビ局を見学しました。
「ワイド!スクランブル」の生放送や、「ニュースステーション」のスタジオ見学、実際に64スタジオ内で機材を使い、ニュースと天気予報の番組つくりを体験しました。

見学当日、生徒さんはいろいろなスタッフに質問をしました。
 
照明 田中晴夫さん
Q. 照明の仕事で一番大切なことは?
A. 出演者の人を綺麗に照明を当てること。
Q. 停電したらどうするの?
A. スタジオの中には他の予備電源があってそちらのほうに切り替わるようになっている
Q. スタジオには何台ぐらいの照明があるの?
A. 大きいのや小さいのをあわせると300ぐらい。歌番組だともっと多くなります。
Q. 照明は何色くらいあるの?
A. 7色を基本に、それぞれに濃い色、薄い色など数百種類あり、それぞれ番号で分かれています。
 
寺崎貴司アナウンサー
Q. 原稿の字が読めなかったら?
A. 読めない字はほとんどない。事前に原稿を見てわからない字があればすぐに調べる。
Q. 風邪をひいて声がかすれてしまったら?
A. 訓練で喉を鍛えているので、声がガラガラのときでも放送の時はそれがわからないように話すことができる。それがプロのアナウンサー。
Q. 原稿は暗記しているんですか?
A. 基本的には暗記はしていない。読んでいます。読んでいる内容を理解していないと、聞いている人もわからない。
 
「ワイド!スクランブル」ディレクター 石井宏さん
Q. 取材先に目的のものがなかったら?
A. どうしても必要なときは代わりのものを探す。
Q. インタビューはどれくらい前にお願いするの?
A. 1時間後とか、自宅まで行ってその場でお願いするとか。また、1年間かけてお願いする場合もあります。
Q. 一番大変なこと・大切なことは?
A. 報道番組の場合、突然起こったことにすぐ対応しなくてはいけない。大切なのは見ている人に自分の作った番組を楽しんでもらうこと。
 
映像センター 平間節さん
Q. 本番でカメラのスタートボタンを押し忘れたことはありますか?
A. ないです。そんなことをする人はカメラマンに向いていない。
Q. バッテリーが切れたらどうなるの?
A. ガソリンがないと車は動かないのと同じで、バッテリーが切れたらカメラは撮影できない。だからカメラマンは予備を常に持っています。
Q. ひとつのバッテリーでどれだけ撮影できるの?
A. 20分テープが3本、60分は撮れます。
Q. 撮影する上で大切なことは?
A. 3つあります。ボケない、ブレない、そして慌てない。

お客様フロント部 桑原談
  テレビ朝日では、情報学習のお手伝いを目的として、学生・生徒さんを中心に見学を行っています。
あわせて、見学をしていただいてテレビ朝日を好きになってほしいということです。

見学の要綱

小学5年生から大学生までの学生・生徒。
学校単位の申込みで、人数は10名まで。
月曜から金曜で、1日3回(10:30~、13:30~、16:00~)。時間は約1時間程度、完全予約制です。
■ホームページアドレス:http://www.tv-asahi.co.jp/hq/index0.html
            (メニューの「TOUR」をクリックしてください)
■連絡先電話:03-6406-2020
 
《放送番組審議会からの報告》

対象番組:放送番組全般
先の大戦報道では新聞が責任を問われたが、今回の戦争報道ではテレビが何を報道し、何を報道しなかったのかという責任を問われることになる。テレビ朝日のスタンスは、テレビのとるべきギリギリの境界線として良い。今のスタンスで頑張ってほしい。
スポーツのインタビューに工夫がなくつまらない。選手から、勝負の裏にあるストーリーをもっと引き出してほしい。
「エースをねらえ!」は、新しい面白さがある。つっこみたくなるような引っ掛かりがある番組。
「流転の王妃」は、思わず小躍りするほどよいドラマだった。ドラマは相当良いところまで自力がついてきた。

《ドラえもん募金報告》

ドラえもん募金「イラン大地震被災者支援」は2月3日に終了。
総額は1,221万7,100円。
これにテレビ朝日からの寄付金100万円を加え、600万円がイラン大使に、721万7,100円が日本赤十字社に、それぞれテレビ朝日福祉文化事業団を通じ贈呈されました。



次の放送は、2月22日(日)です。