11月30日

スタジオ : 吉澤一彦アナウンサー
市川寛子アナウンサー
小松正人 地上デジタル放送プロジェクトチーム


【放送内容】

地上デジタル放送になるとテレビはどう変わるのか、地上デジタル放送についてくわしく紹介。



地上デジタル放送で、テレビはどう変わるのか・・・

日本でテレビが始まって50年。テレビは今、新しい時代を迎えます。アナログからデジタルへ。
12月1日、東京・名古屋・大阪の一部地域でいよいよ地上デジタル放送がスタートします。
では、その地上デジタル放送で、テレビはどう変わるのでしょうか。

リモコン番号が変わります
地上デジタル放送では、テレビ朝日は5チャンネルになります。
アナログ放送では、現行の10チャンネルです。

高精細な画質
画面が二重三重になるゴーストがでなくなり、デジタルハイビジョン放送で常にきれいな画質を楽しめます。

高音質によるライブ感のある音響
音楽、スポーツなどは、臨場感のある5.1サウンドを高音質で聞くことができます。

データ放送でいち早く情報をキャッチ
データ放送では番組の解説や最新のお天気や生活情報などの情報をいつでも見ることができます。
テレビ朝日のその日のおすすめ番組をキャッチしたり、郵便番号を入れれば、ピンポイントでその地区のお天気がみられます。また、やじうまプラスの占いなども見られます。

EPG(電子番組表)で番組選択・予約
「EPG」(エレクトロニック・プログラム・ガイド)とは、番組表を画面に呼び出し予約することのできる機能です。これにより、1週間先までの放送予定を見ることができます。そして、ここから簡単に番組の予約ができます。視聴予約すると、違うチャンネルを見ていても自動的に予約していた番組に切り替わり、電源が切れていても、自動的に予約していた時間になると番組がついたりする便利な機能です。
録画予約も簡単です。視聴予約と同様、番組を決め、今度は録画先を指定します。もちろん録画できる機器がつながっていることが必要です。しかし、放送番組の著作権を守るために来年の4月から地上デジタル放送には「1回だけ録画可能」のコピー制御信号がかけられます。「B-CASカード」と呼ばれるものが受信機の中に入り、ダビングなどを制御するようになります。さらに便利な機能もあります。番組の検索を、ジャンルやキーワードからできます。たとえば、気になるタレントさんの出演番組も簡単に検索することが可能です。

地上デジタル放送に向けてのテレビ朝日の取り組み

新本社はすべてデジタル対応の最新設備に切り替えられています。この最新設備で制作された番組をデジタルハイビジョンの高画質、高音質で楽しんでいただくことができるようになります。
デジタルハイビジョンで制作される予定の番組としては、「ニュースステーション」「ミュージックステーション」「旅の香り時の遊び」などがあります。ニュースやワイドショーなど生番組はいち早く、音楽番組はコンサート会場にするようなライブ感を堪能していただけます。スポーツは16:9のワイドな画面の広がりと選手の細やかな動きや汗までお伝えできます。ドラマなどは映画なみの美しいハイビジョン映像が魅力的です。旅番組も美しい風景をお茶の間にいながら旅しているような感覚で楽しめます。
しかし、12月1日からはこれらの番組をすぐにハイビジョン映像で画面を楽しむことはできません。段階的に拡大していく予定です。

地上デジタル放送を見るには・・・

地上デジタル放送を見るためには、先ずUHFアンテナをつけていただく必要があります。
そして、デジタルハイビジョン放送を楽しむためには、地上デジタルチューナー内蔵のテレビが必要です。
現在のアナログ対応テレビでデジタル放送を見るには、地上デジタルチューナーを別に取り付ける必要があります。値段はおよそ7~8万円くらい。ただし、ハイビジョンの画質を楽しむことはできません。

地上デジタル対応のテレビとは・・・

プラズマテレビと液晶テレビがあります。
プラズマテレビは、サイズが37や42インチで、値段は60万~70万くらい。
液晶テレビは、サイズが30や32インチで、値段は60万弱くらい。

地上デジタル放送を視聴できる放送エリア

関東圏で12月から地上デジタル放送を見ることのできる地域はごく限られていますが、来年からは段階的にエリアは拡大されていきます。
ケーブルテレビでカバーするエリアは関東圏で約320万世帯、関西圏で約170万世帯。
全国では約500万世帯の方々が契約すれば地上デジタル放送を見ることができます。しかし、会社によって対応が違うので、ご自分の契約している会社にお問合せください。

地上デジタル放送に関するお問合せ先
地上デジタル放送推進協会 03-5785-4061

放送番組審議会からの報告》

課題番組:「稲妻ロンドンハーツ
   
現代の若者の思考やカルチャーの一面を、恋愛をテーマに表現している点では面白さがある。
恋愛に対する真摯な気持ちの部分をもう少し加えてほしい。
だまされる側が気の毒な気もするが、男の下心を暴くにはこれくらいでもよいのでは。胸のすく思いがすることも。
時間をかけ、丁寧に作っているのが見ていてわかる。
プライバシーを扱うことで、人権、名誉など問題になりかねない。制作サイドの十分な注意が必要である。
人をおとしめて笑いをとるところは安直と思わざるを得ない。
内容的にもう少し遅い時間のほうが良いのでは?
   

次回の放送は、12月21日(日)の予定です。