テレビ朝日では、ご意見を伺うために「モニター会議」というものを設けています。
モニターは、3月末から4月にかけてテレビ朝日の番組内にてテロップで募集告知を流し、参加者を募集。
任期は1年。
年に7回、集まり「番組」に対して意見交換をしていただきます。
「テレビ朝日モニターシステム」
ヤングモニター 18歳以上の男女
女性モニター 30歳〜40歳代の女性
ティーンズモニター 中学生・高校生(13〜18歳)
今回、対象番組は「金曜ナイトドラマ 特命係長 只野仁」「木曜ドラマ 菊次郎とさき」の2本。
ここで12名の参加者が発言された意見はすべて書き起こされ、事前に議題番組について書いたリポートとともに、
後日、番組担当者のもとへ。
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この会議は、「制作者の思いがきちんと伝わっているのか?」「制作者の思わぬところで不快感を与えていないか?」などを生の声で確認し、番組に反映するのが目的。
(編成制作局マーケティング担当副部長 檀野竹美 談) |
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この会議で集まったご意見は、制作者として予想できるものもあるが、時に想像していなかった意見に出会うと非常にうれしいし、参考になる。これらの意見は「現場の人間」にも伝え、考える資料として作品の今後の展開に使っていきたいと思っている。
(菊次郎とさきプロデューサー 稲垣ケンジ 談) |
新聞のテレビ欄などに書いてあるテレビ朝日の電話番号でつながる先が『はい!テレビ朝日です』。
ここは視聴者の皆様からのご意見、ご要望、お問い合わせなどを聞く窓口。
約20名のスタッフが、交代制で皆様からの電話に対応している。
また、社員も「新人研修」としてこの電話応対をする。
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1日の電話応対「約700件」。そのうちの8割が、番組・テレビ朝日に対する「問い合わせ」。
残り2割が「ご意見・要望・苦情」と分けられる。 |
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この部署のスタンスとしては、この部署を通して視聴者の皆様からいただいたご意見等をできるだけ番組に生かしてほしいと思っている。 |
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番組制作とは「番組を考え」「制作し」「結果の反応をきちんと整理し」「次の制作に向かう」、この繰り返し。 |
「制作しっぱなし」でその後の反応を気にしないのは間違っている。そのためにも制作者側もこの部署をもっと活用して欲しい。これらの精神を「新人の頃」にきちんと作ってもらいたい。なお、中堅になった者も「もう一度」初心に立ち返り、番組を制作するようにする必要があるのでは。
(お客様フロント局 はい!テレビ朝日です長 彦井 文男 談)
| 《ワイドスクランブル》放送時、「はい!テレビ朝日です」に密着 |
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番組放送3時間前、制作スタッフよりこの日の放送で取り上げる内容の資料(紹介する店や品物などの問合せ先など)が送られてくる。
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送られてきた資料をコピー。電話応対担当すべてに配る。
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放送スタート(放送されるすべての番組を資料としてVTR録画している)
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問い合わせの電話に対しての応対が始まる。
この番組は、放送終了後すぐに「ホームページ」にて問い合わせ先が掲載される。
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放送終了した番組の資料はすべてファイルされ、その後の問い合わせ資料として保存される。
最近はそれらの資料を「視聴者応答支援システム」としてデータベース化し、より早い対応を可能にしている。
受付時間:
平日 朝8:00〜ニュースステーション終了まで / オペレーターによる直接対応
それ以外(土日・祝日・平日時間外)/ 留守番電話にて対応
これらの電話でいただいた皆様の「ご意見・感想・要望」…等は
「視聴者応答記録」用紙に書き起こされ部署ごとに分けられ、翌日には各番組担当者の元へ送られる。
一部は「回覧」として、全部署に回される。
さらに、その日のうちに社内専用ホームページに書き込まれ、社内の者なら誰でも読むことができるようになる。
以前「視聴者センター」と名づけられていたこの部署、もっと身近な場所で「テレビ朝日を感じていただこう」という思いから、「はい!テレビ朝日です」と改名。
皆様からいただく電話の第一声「はい、テレビ朝日です。」というのが、この部署の名前になった。
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携帯電話からも「ご意見・ご要望」をお送りいただくことができます。 |
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テレビ朝日のホームページ、それぞれの番組サイトで「ご意見・ご要望」…等が書き込めるものも多くあります。 |
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番組をどのように視聴したかを聞くためのサイト「リサーチQ」。 |
ここでは、いただいた回答で「視聴質」といわれるデータがまとめられるようになっている。
「視聴質」とは…
テレビ番組がどのように見られ、どのような評価を与えられるか等「番組の質」を示すデータのこと。
これらの調査に、視聴者の皆様に協力していただくことで視聴率だけでは図れないデータが集まり「より質の高い、希望に沿った番組づくり」が可能になると考えています。
(慶応大学環境情報学部 熊坂 賢次教授 談)
細かい設問の回答の結果「このコーナーは面白い」「つまらない」などということが非常に具体的にあがってくる。
これをこまめチェックし、構成会議などで話し合い、次回企画に活かすようにしている。
これらの調査に協力してくださる方は、積極的にアドバイスくださっているのだから「テレビの見方が違う」と思うのでそのあたりは考慮している。批判的な部分に関しては直す努力をしている。
(ビートたけしの!こんなはずでは!!プロデューサー 山本 隆司 談)
今年12月からの地上デジタル放送に向けて試験電波の発射のため8月6日から一部の日程で深夜の放送をお休みいたします。
なお、災害・地震などの緊急時には放送いたします。
どうぞ、ご協力ください。
「深夜放送休止日程」
| 8月6日(水)〜8日(金) |
午前2:35〜4:30 |
| 8月11日(月) |
午前2:30〜4:30 |
| 8月12日(火) |
午前2:45〜4:30(予備日) |
| 8月18日(月) |
午前2:00〜4:30 |
| 8月19日(火) |
午前2:35〜4:30 |
| 8月20日(水) |
午前2:35〜4:30(予備日) |
*災害などの緊急時は放送あり
【放送番組審議会】報告
今回の議題:放送番組全般について |