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4月20日 ● ●
【放送内容】
今回は、 3 月14日・15日の両日に公演された「voice3」を特集。
準備から本番当日までの舞台裏に密着、お伝えいたします。
4〜5年前。
アナウンサーが「朗読」や「ナレーション」を勉強していくことになり、外部の先生をお呼びして、勉強が始まった。
その成果を「みなさまに見ていただきたい」という思いと技術を向上させるための身近な目標として「この公演」が始まった。
昨年(2002年)、2度目の公演「voice2」の終了直後の4月に「voice3」の開催が決定。
準備は、その時から始まった。
今回、全体のまとめ役を「川瀬アナウンサー」「田畑アナウンサー」が担当した。
演出家:永峰明さん・脚本家:堤康之さんは、1回目から参加していただいている。
まずは、この4人で舞台の内容を検討。
2002年11月
パンフレット用写真撮影
某日
会場下見
前2回に比べ、舞台も広く観客動員数も多いことを実感する。
2003年1月
記者発表
当日の舞台衣装も披露した。
今回発表する作品の1つにちなんで製作した「フィギュアナ」も披露。
若手女子アナ16名のフィギュアを製作、会場で販売することになった。
公演1ヶ月前
それぞれが出演する作品の稽古が始まる。
アナウンサーとしての日々の仕事もこなしながらの稽古は、なかなか大変。
普段とは違う形の「表現者としての顔」。
しゃべりのプロであるアナウンサーも試行錯誤を重ねる。
舞台の稽古と並行して「準備」は進む。
パンフレットの作成にも、川瀬アナウンサーは立会う。
細かい部分まで確認。
公演前日
舞台セッティング作業が始まる。
今回は、広く・大掛かりな仕掛けを用意しているため、
舞台上の準備・照明・音響にいたるまで1日がかりの作業になった。
舞台セッティング後、最終リハーサル
日常の仕事をしながらの稽古のため、なかなかメンバーが揃わなかった。
ほぼ最初で最後の舞台稽古になった。
今回は、土曜日・日曜日の各2回の公演。
曜日で出演メンバーが異なる。
チームの個性を生かし、曜日によって演出も異なった部分が出てきた。
実際の舞台を使っての稽古。
会場の広さと声の関係など更なる問題点がはっきりしてきた。
最終リハーサルは、夜遅くまで続いた。
公演当日
緊張気味で楽屋入り。
世話役の川瀬アナウンサーは、「控え室」「会場」・・・等、
行ったりきたり、大忙し。
午後2:30 開場
多くの観客が、会場へと入ってきた。
会場ロビーでは、今回のために製作した「パンフレット」「フィギュアナ」などを販売。
売れ行きは上々だった。
午後3:00 開演
自分の出番までの間、川瀬アナウンサーは「会場の様子」や「物販」の状態を確認してまわっている。
今回の作品は、いろいろと趣向を凝らしたものが多かった。
例えば、作品の脚本(セリフ)自体をアナウンサー自らが書いた作品。
「ロボットのアナウンサー」と「人間のアナウンサー」との共存がテーマになったオリジナル作品。
・・・など。
最後は、参加アナウンサー全員が舞台上に登場し、締めくくった。
舞台袖では、堀越むつ子アナウンス部長が最後のシーンを見守っていた。
改めて考えてみると、多くの人の協力でこの舞台は出来上がっていたと実感。
「テレビ」、「舞台」共通して思うことは、本当にいろいろと多くの準備をしてその中で最も良い部分だけをお客様に手渡すこと・・・これが「私たちの仕事なんだ」ということ。
終わってみて「疲れた」という気持ちの反面、「また、やりたい」と思ってしまう。
今後とも「歴史」にしていきたい。
(川瀬アナウンサー 談)
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