バックナンバー
#1027
2026年9月6日
AI活用の取り組み
【番組司会】菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)
桝田沙也香(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】松瀬俊一郎(AI戦略部長)
吉冨大輔(AIクリエイティブスタジオ長)
桝田沙也香(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】松瀬俊一郎(AI戦略部長)
吉冨大輔(AIクリエイティブスタジオ長)

文書から画像、さらに動画まで簡単につくれてしまう人工知能“AI”
そんな“AI”を活用し、テレビ朝日がAIで何を目指そうとしているのか…
その最前線を紹介します。
そんな“AI”を活用し、テレビ朝日がAIで何を目指そうとしているのか…
その最前線を紹介します。

<AI戦略部とは>
(松瀬)
もともとは昨年7月に“AI推進部”が設立されました。
AIを利活用し、テレビ朝日全体の業務やコンテンツをより良くしていくことを
目的とした部署です。
そして今年7月からは、名称を“AI戦略部”に変更しました。
その背景にはAIの活用が、これまでの“普及”の段階から、実際の業務や
コンテンツ制作に活用する“実用”の段階へと移行してきたことがあります。
AIをより戦略的に活用し、具体的な成果につなげていくことを目指しています。
―そんなAI戦略部では“業務効率化”“コンテンツ開発”“ビジネス開発”の
3つを柱に取り組んでいます。―
もともとは昨年7月に“AI推進部”が設立されました。
AIを利活用し、テレビ朝日全体の業務やコンテンツをより良くしていくことを
目的とした部署です。
そして今年7月からは、名称を“AI戦略部”に変更しました。
その背景にはAIの活用が、これまでの“普及”の段階から、実際の業務や
コンテンツ制作に活用する“実用”の段階へと移行してきたことがあります。
AIをより戦略的に活用し、具体的な成果につなげていくことを目指しています。
―そんなAI戦略部では“業務効率化”“コンテンツ開発”“ビジネス開発”の
3つを柱に取り組んでいます。―

(松瀬)
“業務効率化”では、会議の議事録作成やリサーチ、資料作成など、
時間のかかる作業をAIがサポートします。
もちろん最終的な判断は人が行いますが、AIの活用によって単純作業を
減らすことで、社員が企画を考えたり交渉したり人にしかできない仕事に、
より多くの時間を使えるようにしていく取り組みです。
“コンテンツ開発”ではAIアバターの制作やドラマなどで実写では表現が難しい
映像をAIで制作するなど、新たなコンテンツづくりに取り組んでいます。
また、テレビ朝日のID体系“テレ朝iD”も活用し、視聴者の皆さんに
より楽しんでいただける新しいサービスやコンテンツの開発も進めています。
吉冨スタジオ長が率いる「AIクリエイティブスタジオ」の設立も、
こうした取り組みの一環です。さらに、テレビ朝日グループ各社とも連携しながら、
グループ全体でAIを活用したコンテンツ開発に取り組む体制づくりを進めています。
“ビジネス開発”ではAIを活用した番組連動の企画や、
視聴データ・購買データなどをAIが横断的に分析する“EX value AI”の開発に
取り組んでいます。
こうした社内で開発した技術やデータを活用し、
新たなビジネスや収益につなげていくことを目指しています。
“業務効率化”では、会議の議事録作成やリサーチ、資料作成など、
時間のかかる作業をAIがサポートします。
もちろん最終的な判断は人が行いますが、AIの活用によって単純作業を
減らすことで、社員が企画を考えたり交渉したり人にしかできない仕事に、
より多くの時間を使えるようにしていく取り組みです。
“コンテンツ開発”ではAIアバターの制作やドラマなどで実写では表現が難しい
映像をAIで制作するなど、新たなコンテンツづくりに取り組んでいます。
また、テレビ朝日のID体系“テレ朝iD”も活用し、視聴者の皆さんに
より楽しんでいただける新しいサービスやコンテンツの開発も進めています。
吉冨スタジオ長が率いる「AIクリエイティブスタジオ」の設立も、
こうした取り組みの一環です。さらに、テレビ朝日グループ各社とも連携しながら、
グループ全体でAIを活用したコンテンツ開発に取り組む体制づくりを進めています。
“ビジネス開発”ではAIを活用した番組連動の企画や、
視聴データ・購買データなどをAIが横断的に分析する“EX value AI”の開発に
取り組んでいます。
こうした社内で開発した技術やデータを活用し、
新たなビジネスや収益につなげていくことを目指しています。
<コンテンツ開発の中心を担う“AIクリエイティブスタジオ”とは>
(吉冨)
今年4月に立ち上がったばかりの新しい部署です。
生成AIを活用し、番組や企画における新たな表現やアイデアを生み出すことを
目指す、クリエイティブチームとして活動しています。
クリエイターや実務を担うメンバーなど10数名が所属しています。
(菅原)
AIクリエイティブスタジオができたことで、
これまでの番組制作の現場とはどんなことが変わったのでしょうか?
(吉冨)
これまで地上波の番組で映像を制作するには、ロケや編集など
さまざまな工程を経て、多くの知識や経験を積む必要がありました。
また、これまでCGでしか表現できなかったような映像もありました。
しかし生成AIの活用によって、これまでとは異なる方法で
さまざまな映像をつくれるようになっています。
こうした変化によって、これからは番組づくりそのものの考え方も、
大きく変わっていくのかなと思っています。
今年4月に立ち上がったばかりの新しい部署です。
生成AIを活用し、番組や企画における新たな表現やアイデアを生み出すことを
目指す、クリエイティブチームとして活動しています。
クリエイターや実務を担うメンバーなど10数名が所属しています。
(菅原)
AIクリエイティブスタジオができたことで、
これまでの番組制作の現場とはどんなことが変わったのでしょうか?
(吉冨)
これまで地上波の番組で映像を制作するには、ロケや編集など
さまざまな工程を経て、多くの知識や経験を積む必要がありました。
また、これまでCGでしか表現できなかったような映像もありました。
しかし生成AIの活用によって、これまでとは異なる方法で
さまざまな映像をつくれるようになっています。
こうした変化によって、これからは番組づくりそのものの考え方も、
大きく変わっていくのかなと思っています。

―今年6月から放送が始まった「AI大作戦」
民放で初めて生成AIを全面活用したレギュラー番組を紹介―
民放で初めて生成AIを全面活用したレギュラー番組を紹介―

「AI大作戦」毎週水曜深夜0時15分から放送中
“AIで不可能を可能に”をコンセプトに、クリエイターたちが
AI技術を活用し、新たな映像表現に挑む番組。
毎回放送している人気コーナー「JAI検(ジャパン・AI・クリップ検定)」
芸能人や一般会員がお題に沿った動画をAIで作成。
出来栄えを競い合って一流クリエイターを目指す企画。
思い出の写真をAIで映像化し、青春を蘇らせる人気企画「動きだせ青春」。
―AIを活用した番組作りについてMCの小峠(バイきんぐ)さんに
その魅力や可能性について伺いました―
(小峠)
収録のたびにAIがどんどん進化し、
アップデートされていることがすごいなと思います。
“ここはAIに任せる”“ここは人間がやる”といった役割分担で
可能性を感じ使い勝手がいいです。
“AIで不可能を可能に”をコンセプトに、クリエイターたちが
AI技術を活用し、新たな映像表現に挑む番組。
毎回放送している人気コーナー「JAI検(ジャパン・AI・クリップ検定)」
芸能人や一般会員がお題に沿った動画をAIで作成。
出来栄えを競い合って一流クリエイターを目指す企画。
思い出の写真をAIで映像化し、青春を蘇らせる人気企画「動きだせ青春」。
―AIを活用した番組作りについてMCの小峠(バイきんぐ)さんに
その魅力や可能性について伺いました―
(小峠)
収録のたびにAIがどんどん進化し、
アップデートされていることがすごいなと思います。
“ここはAIに任せる”“ここは人間がやる”といった役割分担で
可能性を感じ使い勝手がいいです。

(菅原)
視聴者には、どう受け止めて欲しいと思っていますか?
(吉冨)
AIに対して、まだ少し怖いというイメージをお持ちの方も多いと思います。
そんな中で、この番組を見て、AIにはこんな楽しみ方があるんだとか、
こんな使い方もあるんだなと感じてもらい、AIに対して少しだけでも
ポジティブな印象を持ってもらえたらうれしいです。
視聴者には、どう受け止めて欲しいと思っていますか?
(吉冨)
AIに対して、まだ少し怖いというイメージをお持ちの方も多いと思います。
そんな中で、この番組を見て、AIにはこんな楽しみ方があるんだとか、
こんな使い方もあるんだなと感じてもらい、AIに対して少しだけでも
ポジティブな印象を持ってもらえたらうれしいです。
<バラエティ番組以外でのAI活用>
(吉冨)
背景の合成など、これまでCGが担っていた部分の一部を
AIに任せたりしています。
また、ドラマではないのですが、8月には初めてフルAIでCMも制作し
実際に放送しました。 ロケも行わず、撮影も行わないという
これまでとは違う、新しい作り方でCMを制作することができました。
一方でAIを使ってこうしたプロダクトを制作・紹介していくことについては、
まだ十分な経験値がありません。
そのため、これまでにはなかったようなトラブルや
AIならではのバグというのでしょうか、さまざまな課題があります。
いい面もあれば、課題となる面もある。そういった両面が、
現在のステータスという感じがします。
背景の合成など、これまでCGが担っていた部分の一部を
AIに任せたりしています。
また、ドラマではないのですが、8月には初めてフルAIでCMも制作し
実際に放送しました。 ロケも行わず、撮影も行わないという
これまでとは違う、新しい作り方でCMを制作することができました。
一方でAIを使ってこうしたプロダクトを制作・紹介していくことについては、
まだ十分な経験値がありません。
そのため、これまでにはなかったようなトラブルや
AIならではのバグというのでしょうか、さまざまな課題があります。
いい面もあれば、課題となる面もある。そういった両面が、
現在のステータスという感じがします。
<社内でのAI活用状況>
(松瀬)
テレビ朝日では、“Go-chat”という独自のAIツールを開発しています。
社員の皆さんがリサーチ・資料作成・アイデア出しと、
身近な仕事の中で活用しています。
また現在社内では“AIで創るCM動画大賞”や“AI実用化スキル獲得トレーニング”
で研修などさまざまな取り組みを行う中で、
だんだんと全体のレベルも上がってきていると感じています。
全体のAI活用のレベルを底上げしていくことと、
その中からリーダー的な人材を育成し、引っ張っていってもらうこと。
この両方を進めているところです。
テレビ朝日では、“Go-chat”という独自のAIツールを開発しています。
社員の皆さんがリサーチ・資料作成・アイデア出しと、
身近な仕事の中で活用しています。
また現在社内では“AIで創るCM動画大賞”や“AI実用化スキル獲得トレーニング”
で研修などさまざまな取り組みを行う中で、
だんだんと全体のレベルも上がってきていると感じています。
全体のAI活用のレベルを底上げしていくことと、
その中からリーダー的な人材を育成し、引っ張っていってもらうこと。
この両方を進めているところです。
<AI活用の注意点>
(松瀬)
何より大事なのは“AIガバナンス・安全の確保”です。
テレビ朝日ではこうした点をしっかりと守りながら、AIの活用を進めています。
その一つ民放では最初の取り組みとして、
AIに取り組む上での考え方をまとめた“AIポリシー”を策定しました。
その後、社内では“AI利用のガイドライン”も策定し、
社員に遵守してもらっています。
著作権や肖像権、個人情報、そして情報の正確性などについて、
きちんと確認した上でAIを活用することを定めています。
最終的には“必ず人間が責任を持つ”ことを原則に、AIの活用を進めています。
何より大事なのは“AIガバナンス・安全の確保”です。
テレビ朝日ではこうした点をしっかりと守りながら、AIの活用を進めています。
その一つ民放では最初の取り組みとして、
AIに取り組む上での考え方をまとめた“AIポリシー”を策定しました。
その後、社内では“AI利用のガイドライン”も策定し、
社員に遵守してもらっています。
著作権や肖像権、個人情報、そして情報の正確性などについて、
きちんと確認した上でAIを活用することを定めています。
最終的には“必ず人間が責任を持つ”ことを原則に、AIの活用を進めています。
<今後のAI活用の仕方>
(松瀬)
“業務効率化”について、全部署を対象にアンケートを実施し、
各部署へのヒアリングを進めています。
一つ一つの仕事について話を聞きながら改善を進め、
人の能力や労力を別のところに有効に使えるような
環境を整えていこうとしています。
テレビ朝日らしいコンテンツづくりを支えながら、
視聴者の皆さんとの接点もさらに広げていく。そんなAIの活用を目指しています。
AIを単なる便利な道具として使うのではなく
“新しい挑戦を後押ししてくれるパートナーにしていきたい”
そう考えながら取り組みを進めているところです。
“業務効率化”について、全部署を対象にアンケートを実施し、
各部署へのヒアリングを進めています。
一つ一つの仕事について話を聞きながら改善を進め、
人の能力や労力を別のところに有効に使えるような
環境を整えていこうとしています。
テレビ朝日らしいコンテンツづくりを支えながら、
視聴者の皆さんとの接点もさらに広げていく。そんなAIの活用を目指しています。
AIを単なる便利な道具として使うのではなく
“新しい挑戦を後押ししてくれるパートナーにしていきたい”
そう考えながら取り組みを進めているところです。
<AIが普及する中で、視聴者へ届けたいエンターテインメントとは?>
(松瀬)
届けたいのは、“人の心を動かすエンターテインメント”です。
驚き・笑い・感動、そして「ちょっと明日、前向きに生きてみようかな」と
思ってもらえるような体験を、映像を通してお届けしていきたいと思っています。
AIという技術と人の創造力を掛け合わせながら、
テレビ朝日らしい新たな挑戦を続けていきたいと思います。
(吉冨)
番組のヒットは、やはりイノベーション(新しい技術や発想)とともに
生まれるものだと思っています。次世代の大ヒット企画において、
AIが重要なカギになってくるのではないかと考えています。
AIで効率化したり、飛躍した映像を生み出したりすることで、
AIの可能性を、少しでも探っていければと思っています。
届けたいのは、“人の心を動かすエンターテインメント”です。
驚き・笑い・感動、そして「ちょっと明日、前向きに生きてみようかな」と
思ってもらえるような体験を、映像を通してお届けしていきたいと思っています。
AIという技術と人の創造力を掛け合わせながら、
テレビ朝日らしい新たな挑戦を続けていきたいと思います。
(吉冨)
番組のヒットは、やはりイノベーション(新しい技術や発想)とともに
生まれるものだと思っています。次世代の大ヒット企画において、
AIが重要なカギになってくるのではないかと考えています。
AIで効率化したり、飛躍した映像を生み出したりすることで、
AIの可能性を、少しでも探っていければと思っています。



