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#999
2026年2月22日

2月27日(金)
「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」公開記念スペシャル①

【番組司会】菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)
      桝田沙也香(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】矢嶋哲生(「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」 監督)
    村山功(「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」 脚本)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)





<映画ドラえもん>
1980年の公開以来、夢と冒険、
大切な気持ちを届けてきた、映画ドラえもん
45作目となるのが「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」

原作は1982年に少年漫画雑誌コロコロコミックに掲載された
「大長編 ドラえもん のび太の海底鬼岩城」
翌年には映画が公開され、感動の嵐を巻き起こしました。

その名作が、40年以上の時を経て、新たに生まれ変わります。



<ストーリー>
夏休みにキャンプの行き先で意見が分かれた のび太たちは
ドラえもんの提案で海底キャンプをすることになります。

ひみつ道具の“テキオー灯”で深海でも自由に動けるようになった5人は
“水中バギー”に乗って、見たこともない生き物たちと出会いながら冒険を楽しみます。

しかし、沈没船の探索をきっかけに“謎の青年エル”と遭遇。
エルは深海に広がる、高度な文明を持つムー連邦の海底人でした。

陸上の人間を警戒し、容易には心を開かない海底人たち。
そんな緊迫した状況の中、不穏な知らせが届きます。

「鬼岩城が活動を始めました!!」

海底人が恐れる鬼岩城とは一体何なのか?
地球の命運をかけた のび太たちの大冒険が始まります!!

<監督・脚本家プロフィール>
―監督:矢嶋 哲生―
2007年「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」
動画を担当
2011年「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」
絵コンテを担当
2024年「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」
演出を担当


―脚本:村山 功―
TVアニメ「ドラえもん」・「プリキュア」シリーズ・「ONE PIECE」・「トリコ」など
数々のエピソードを担当


2人とも「映画ドラえもん」では初の監督、初の脚本を担当。
そんな2人に「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」の
見どころを紹介していただきます。

<映画公開を控えて>
(矢嶋)
一生懸命つくったので、もうドキドキしています。
皆さんの反応が楽しみな気持ちです。

(村山)
“海底鬼岩城”は人気作品で、ファンの方も多いので、
とても緊張して不安です。

<苦労したこと>
(矢嶋)
海の表現です。
あとは深海生物がいっぱい出てきますので、
それが本当に合っているのか。
深海1万メートルを描いたのですが、
海の層によって生息する魚が違うんですね。
なのでそれを調べながら、つくっていくのが大変でした。

今回はJAMSTEC(海洋研究開発機構)さんに協力をお願いしました。
データーベースなどから、どんな魚がどんな動きだとか、
実際に海の中にいる時の映像を見せていただき、
それを作画に起こす作業をしました。

ドラえもんは“教育的な部分”も担っていると僕の中では思っていて、
嘘をつけないというところで、いっぱい調べました。


(村山)
あとは海の表現を脚本の段階から、どうやって動かそうかとか、
水中なので、歩き方だとか髪のなびき方だとか、どんな感じで演出していくかを
脚本の段階から矢嶋さんと一緒に話しながら決めていきました。

(矢嶋)
例えば今回は階段がないのですが、それも村山さんと一緒に
水中で暮らす上で“階段とかないんじゃないか?”。
泳いで上に上がればいいし、落下も楽ですし、スロープはつくったんですけど、
階段はなくして、いかにムー連邦(高度な技術を持つ海底人の国)が
どういう生活をしているかを村山さんと一緒に考えました。

(村山)
原作を見ながら、文化を考えて、こちらで構築していく。
もちろん原作にのっとった中で、自分らの想像力を働かせてという形です。
懐かしいです。(笑)

<監督から脚本家への要望>
(矢嶋)
特に要望はなかったですけど、和気あいあいと…

(村山)
本当に話し合いながら一緒に構築していった感じです。
素晴らしい原作があり、その影響もあったのかもしれないんでしょうけど。



<欲しい“ひみつ道具”>
(矢嶋)
僕は作品に出てきたからというわけではないのですが
“テキオー灯”が欲しいです。
※テキオー灯:この光を浴びると、どんな環境にも対応できる
真夏の東京、暑いじゃないですか。40度とかになると、外にも出たくないので。

(村山)
“ハッピープロムナード”と言って、歩くと明るくなれる道具があって、
公開前で不安なので。
※ハッピープロムナード:
この上を歩くと、とても明るく楽しい気持ちになる
ただし、反対側から歩くと暗い気持ちになってしまう。

<主題歌:sumika/「Honto」>
主題歌を担当したのはポップスバンド「sumika(スミカ)」
本作のために書き下ろした新曲「Honto(ホント)」が
ドラえもんたちの冒険を鮮やかに彩ります。

(矢嶋)
最初に曲を受け取った時に、その段階ですごく素敵で、
作品にすごく寄り添ってもらい、作品の中に潜り込んで、
つくってもらったような印象でした。

すごく素敵だったので、これをみんなに届けるのに、失敗できないと思いました。
なので“素敵な音楽”と“素敵な絵”と“素敵なタイミング”で
みんなに届けないと申し訳ないという、監督とはもう1個違う責任を感じました。

<宣伝アンバサダー>
今回、俳優の平愛梨さんとお笑い芸人のアルコ&ピースが宣伝アンバサダーに就任
アニメ作品の声優に初挑戦しています。

<4D上映>
今回は「映画ドラえもん」シリーズ史上初となる4Dでの公開も決定。
座席の振動や水しぶきなど、臨場感あふれる体験を楽しむこともできます。
※4D鑑賞に際しては、身長制限(100cm未満の方はご覧いただけません)のほか
 注意事項がございます。詳しくは、ご鑑賞予定の劇場HPをご確認ください。

<子どもたちに伝えたいこと>
(矢嶋)
海底1万メートルに、のび太たち、バギーちゃん、みんなと冒険というか、
修学旅行に一緒に行っているような。
そんな気持ちでみてもらえたらいいなと思ってつくりました。
海底生物など深海の姿をみて、一緒に冒険しているような気持ちになって
もらえたらと思っています。


(村山)
テーマとしては、“自分で答えを見つけよう!”というのも
今回ちょっと大事にしました。
海底人のエルという青年が出てくるのですが、
彼はムー連邦の古い法律に縛られていて、自分の意見を持っていない。
またバギーちゃんという人工知能を搭載したひみつ道具が
ドラえもんたちの仲間になるんですけど、彼もプログラムで動かされて、
自分の意見を持っていない。プログラムで支配されている。
そこを子どもたちにも、自分で間違っていても正解じゃなくてもいいから
答えを探しに行ける。そんなテーマを入れ込んだ感じです。

それこそフェイクニュースだとか、情報が氾濫していて。
自分の足で探しに行かないとか、言われたものを答えだと鵜呑みにしてしまうとか
その辺を少し危惧していた部分がありました。
矢嶋監督と話し合いながら、そこもテーマの一つの軸としました。



<1983年当時、子どもだった人にはどういう風に受け取ってほしいですか?>
(矢嶋)
変わってしまった部分もあるんですけども、
芯の部分は変えずにつくってきたつもりです。
原作をかなり読み込みまして、その中からこうテーマを抽出して、
それを大事に1本軸としてつくってきました。
旧作とか原作が好きな方でも楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。

(村山)
僕も子どもの頃、「海底鬼岩城」をみました。原作も読み込みました。
そして、藤子・F・不二雄先生からのメッセージをしっかり受け取ったつもりです。
それこそ、戦争の愚かさだとかというのは受け取ったはずなんですけど、
43年前と変わっていない、むしろ悪くなってるんじゃないか。
いま大人になって、先生のメッセージを成し得てないというか、
そこはちょっとどうかなと思っています。
それを僕ら世代だとか、昔みた子どもたち、今大人になってる人達がちょっと不甲斐ないな
と思ってほしいというような。
自分も自戒の念も含めてですけど、そこはちょっと真面目な話をすると
あるかなと思います。
2月27日(金)公開
「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」
ぜひ劇場でご覧ください!