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#922
2024年7月14日

お客様フロント部の仕事~館内見学

【司会】山口豊(テレビ朝日アナウンサー)
    八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーション】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】佐久間 丈嗣・池上 隆(お客様フロント部)
【VTR】小西 真帆(お客様フロント部)
普段見ることのできないテレビ局の中をお客様フロント部が案内する「館内見学」。今回、その一部をご紹介します。
館内見学とは・・・
テレビの番組制作や放送の仕組みについて学ぶ情報教育、校外学習支援。
来て・見て・触って楽しんでいただきたいという思いから始まりました。
2003年スタート 約5.7万人が参加。
※就職ガイダンスや職場体験、番組観覧などではありません。

今回見学に参加してくれたのは中学生8名、
授業の一環として学校から応募がありました。



<参加した学生は>
・今回の見学でテレビの制作に1人1人が深く関わっていることに驚きました。
・いつもは見られない裏側や貴重な体験ができて楽しかったです。
・知らないことがいっぱい知れてテレビ局に興味を持ちました。

<館内見学開始>


① 生放送中のニューススタジオ~ANNニュースの生放送を見学

<ニューススタジオ>
24時間365日使用できるニュースのためだけに作られたスタジオ


小西 :
スタジオの横に報道フロアがあることで最新の情報が入ってきた時に、
放送中でもすぐにアナウンサーから視聴者に届けることができます。


② スタジオを使って撮影技術体験

<プロンプター>
このスタジオにあったのはプロンプターという装置。
よく見ると画面の後ろにレンズがあります。
手元に置いた原稿を天井のカメラで撮影し
目の前の画面に表示する仕組み。
この装置を使うことで、アナウンサーは目線を落とすことなく
カメラ目線で原稿を読むことができるのです。

<クロマキー合成>
特定の色の成分を分離し、そこに別の映像を合成する技術です。

③ 副調整室(サブ)

<スイッチャー卓>
たくさんある映像の中からどの映像を放送するか選びます。
<カメラ卓>
ゲームでお馴染みのジョイスティックを動かすと遠隔操作でカメラが
動きます。
<情報カメラ>
国内に約50カ所設置。サブから遠隔操作で動かすことができます。
雨が降ってレンズに水滴が付いたらワイパーを動かしてきれいにすることもできます。
<音声卓>



④ 「報道ステーション」スタジオセット

セットに入って気になったのは、床に貼られた立ち位置・バミリでした。
「報道ステーション」のセットには約400台の照明が使用されています。
花は本物、「報道ステーション」は報道番組なので心が痛むニュースもあ
ります。そんな時でもアナウンサーの後ろに生き生きとした花が映れば
「視聴者の心が安らぐんじゃないか」という思いで本物にこだわっている
んです。毎日朝と夜メンテナンスをしています。

⑤ 屋上テラス
小西 :
テレビを観ない人でも「こういうものがあるんだ」と新たな発見につな
がると思うので、テレビの好き嫌いにかかわらず、より多くの人に参加
していただけるとうれしいです。

毎回見学コースは同じなんでしょうか?

佐久間:
午前と午後でも違いますし、特番の時期や収録のあるなしで毎日変わ
ります。実は、決して言うことができない、シークレットコースもあ
るんですw
館内見学に来ていただければ、楽しんでいただけると思います。
お土産も多くは語れないんですがw
見学の記念に、テレビ局の仕事をまとめたものや記念品を用意してい
ます。



<やりがい>
佐久間:
とにかく「笑顔」です。
基本は修学旅行なので学習目的で来ています。
最初かなり緊張されているので、それをほぐしながら見所を紹介し
ていくと、だんだん笑顔になって楽しんでくれます。

池上 :
テレビの裏側を見た時の「リアクション」がすごく嬉しいです。
目をキラキラさせて驚いてくれるので。

<館内見学の申し込みはこちら>
  テレビ朝日 館内見学
    https://www.tv-asahi.co.jp/teleasa/kengaku/