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#919
2024年6月23日
2年目のアナウンサー 1年の振り返りと2年目の抱負(前編)
【司会】山口豊(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーション】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【スタジオ】荒井 理咲子・所村武蔵(テレビ朝日アナウンサー)
【VTR】平石 直之・久保田 直子(テレビ朝日アナウンサー)
坪井 直樹・斉藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーション】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【スタジオ】荒井 理咲子・所村武蔵(テレビ朝日アナウンサー)
【VTR】平石 直之・久保田 直子(テレビ朝日アナウンサー)
坪井 直樹・斉藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
1年間経験を積んで2年目を迎えたアナウンサー、
荒井理咲子と所村武蔵に、番組を進行しながら1年目の振り返りと2年目の抱負を語ってもらいました。(前編)
荒井理咲子と所村武蔵に、番組を進行しながら1年目の振り返りと2年目の抱負を語ってもらいました。(前編)

<去年の入社式>
- 荒井 :
- 私のキャッチフレーズは、墨国仕込みの発音マニアです。
小学生の時、香港で英語を、高校生の時メキシコでスペイン語に出会っ
てから、言葉を学ぶこと、特に発音に関することが大好きです。
言葉に想いを乗せて届けられるよう、伝えるという仕事に真摯に
取り組んでまいります。
- 所村 :
- 私は学生時代、15年間野球に没頭してきました。
プロ野球選手という花になることを目指していた時期もありました。
しかし、どんな花も太陽の光がなければ、その姿を見ることはできませ
ん。
私の母校、星稜高校の名誉監督の言葉、
「花よりも 花を咲かせる 土になれ」
のように、謙虚さと温かさを持った花を照らす太陽に、
このテレビ朝日でなってみせます。そのために精進します。





<アナウンサーを志した理由>
- 荒井 :
- 香港とメキシコに住んでいたこともあって「発音」に関することを、
ず~っと考えることが好きで、アナウンサーという仕事を知った時に
この仕事だと好きな「発音」を極められるんじゃないかなと思って
目指しました。
- 所村 :
- 荒井さん、言語が堪能だというイメージがあるんですけど、何か国語
しゃべれるんですか?
荒井 :今は、日本語、英語、スペイン語、日常生活レベルの韓国語です。

<新人アナウンサー研修>
およそ5か月に及んだ「新人アナウンサー研修」。
発音やアクセント、原稿読みなど、アナウンス技術の基礎を学びました。
内容やスケジュールを考えたのは研修幹事の平石・久保田、両アナウンサー。
研修の意図を聞きました。
荒井さんは研修期間中の番組デビューが決まっていたそうで、当時を振り返り、
久保田さんはこう話してくれました。
発音やアクセント、原稿読みなど、アナウンス技術の基礎を学びました。
内容やスケジュールを考えたのは研修幹事の平石・久保田、両アナウンサー。
研修の意図を聞きました。
- 平石 :
- 彼らの個性、可能性をいかに伸ばすか?ということを意識して
カリキュラムを組みました。
荒井さんは研修期間中の番組デビューが決まっていたそうで、当時を振り返り、
久保田さんはこう話してくれました。
- 久保田:
- 荒井さんは、デビューが近かったので、正確に伝えるということを念頭
に研修をしました。
所村くんは、じっくりゆっくり型かなと。
時間をかけて成長してもらいたいねって(研修幹事で)話していたので。
私たちの最重要項目は、「まず、荒井さんを!」ということでした。


<荒井アナウンサーの印象>
- 平石 :
- とても熱心で、真っすぐで、努力家ですね。
それがこの1年の成長に大きくつながったのではないかと。
素直であるということは最初に技術を身につける上でとても大事なん
だなと彼女を見て感じました。
- 久保田:
- もう真っすぐ!真っすぐです。
真っすぐ、誠実、心が綺麗!
声を大にして押せるポイントですし、他の人に聞いても同じ回答が
返ってくると思います。
所村 :研修幹事、おふたりの言葉、いかがですか?
- 荒井 :
- 嬉しいですね。本当に慕っている先輩方からこう言った言葉が聞けるっ
て、「この先頑張れそう!」って思います。

<心に残った研修>
- 荒井 :
- 夏の毛利庭園でのリポート研修はすごく印象に残ってます。
暑かったですし、自分で言葉を生み出さなければならない。
「一生懸命やらないと置いてかれちゃう!」ってすごく頑張ったなっ
ていう印象はあります。
「私たちラッキーだったよね」って話すくらい、人柄が優れた先輩方
でした。例えば草薙さんは、「いつでも味方だよ」って言ってくれたの
を・・・
所村 :覚えてます。
- 荒井 :
- 「技術はもちろん大事だけど、何よりもその土台に人柄が必要だよ」
と、常々教えてくださった。
初めて接する社会人の先輩が、平石さん、久保田さん、草薙さんでよか
ったなって思いました。

<卒業制作>
約5ヶ月間の新人研修の締めくくりは、ニューススタジオから生放送形式で原稿読みとフリートークをする「卒業制作」。
研修幹事に当時のことを聞いてみると…
所村 :逆境を楽しんでましたね。
所村 :改めて卒業制作の映像を見ていかがですか?
所村 :研修幹事の顔を見た瞬間に何が変わったんですか?
研修幹事に当時のことを聞いてみると…
- 久保田:
- 本番前、荒井さんは「うわぁ、どうしよう」ってなっていたんですけど、
本番の本当に直前「わかりました。やります!」って。
あっ!この人、腹を括った。その時の目が!
「この目をしていたら大丈夫だ!」って確信した瞬間がありました。
所村 :逆境を楽しんでましたね。
- 荒井 :
- 本当にこれは、入社してから最大の逆境で。
直前までフリートクの内容が固まっていなかったんです。
所村 :改めて卒業制作の映像を見ていかがですか?
- 荒井 :
- 泣きそうになってますよね。
焦りすぎて、口紅を塗り直す時間もなくて、顔面蒼白。
顔に色がなくてびっくりしました。
「もうダメかも」と思って。
でもその時、椅子に座る前に研修幹事の顔を見たんですよ。
ここまで一緒に、そしてたくさんのことを教わったなぁと、思い出して
「やらなきゃ」と。
最後はその力を振り絞って、やってたんだろうなって。
もう一度はできないです。
所村 :研修幹事の顔を見た瞬間に何が変わったんですか?
- 荒井 :
- 久保田さんが、もうすでに涙ぐんでるところを見て、
「あっ、がんばんなきゃ」ってすごく思いました。
平石さんは直前にボソッと、
「こういうのって場を制するのが大事だから」って。
その言葉が、「あっ、私今頑張んなきゃいけない時なんだ」って、
スイッチをパチっと押されたような気がしました。

<初出演番組>
荒井さんのデビューは2023年5月「グッド!モーニング」のロケ。
衣装を着て茶摘み体験をリポートしました。
「グッド!モーニング」の先輩アナウンサーは。。。
「昭和レトロ」がブームということで
(荒井アナウンサーは)老舗ホテルを全身昭和ルックで取材。
なんと、昭和の歌謡曲まで披露しました。
スタジオ初登場は、2023年6月5日、早朝の生放送
「グッド!モーニング」でした。
衣装を着て茶摘み体験をリポートしました。
「グッド!モーニング」の先輩アナウンサーは。。。
- 坪井 :
- 茶摘み娘姿で登場したのは、鮮烈に覚えています。
その後、昭和レトロのテーマでブロマイドの撮影するような格好で
リポートしていて。
「あっ、この子はコスプレ採用なんだな」と。
この先も楽しみだなって思ったことを覚えています。
「昭和レトロ」がブームということで
(荒井アナウンサーは)老舗ホテルを全身昭和ルックで取材。
なんと、昭和の歌謡曲まで披露しました。
- 斉藤 :
- スタジオに初めて登場した時のニュース読みは、とにかく落ち着いて
いました。
すごく冷静で、緊張しているとは思うのですが、その雰囲気を出
さずに、一生懸命仕事に向き合っている姿が、新人ながらにして格好良
くて。
素敵な新人が入ってきたな!って思いました。
スタジオ初登場は、2023年6月5日、早朝の生放送
「グッド!モーニング」でした。



<先輩アナウンサーからメッセージ>
- 坪井 :
- 意外と真面目なので、ちょっとはっちゃけ部分をもう少し出して
伸び伸びとやって欲しいなと思います。
自分の才能と努力と運を信じて、これからも頑張って欲しいです。
- 斉藤 :
- 毎日隣にいて、安心感があって、一緒に仕事をする仲間として、頼もし
い、嬉しい存在になっています。
もっと自信を持って、明るく、メキシカンな部分も見せていただい
て。これからもずっとよろしくお願いします。
期待してます。

<研修期間中の番組デビュー>
- 荒井 :
- 朝早いことになかなか慣れなかったことと、夏の暑さで体力的に大変な
ところはあったんですけど。
研修で学んでいることと本番でやることは全然違うんだということが。
「全然思うようにいかないよ」っていう、苦しさみたいなものはすごく
ありました。
研修でも緊張するけど、本番とは比にならないというか。
そのギャップに慣れるまでが難しかったなと思います。
<先輩からのアドバイス>
- 荒井 :
- 「ニュースの肝を理解する」。
私は発音が好きなので、すごく発音にこだわるんですけど、
「それも大事だけど、ニュースの肝は何?」って言われます。
私がこれからもっとやっていかないといけないところだと思っていま
す。
例えば、「異例の事態です」と言った時に、私は多分「何が普通の事態
なのか?」を理解していないと思うんです。
それは経験や勉強していく上で身につくものだと思うので、
「ニュースの理解度を高める」というのが私の課題だなと思ってます。
