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#842
2022年11月6日
「家政夫のミタゾノTHE STAGE ~お寺座の怪人~」
脚本家と演出が語る舞台裏
【番組司会】山口豊(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】脚本家 八津弘幸
演出 村上大樹
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】脚本家 八津弘幸
演出 村上大樹
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
2016年にスタートし、2022年にシーズン5を放送したドラマ「家政夫のミタゾノ」が初の舞台化!
タイトルは「家政夫のミタゾノTHE STAGE ~お寺座(てらざ)の怪人~」
脚本は、ドラマ「家政夫のミタゾノ」シリーズを手掛け、ミタゾノの生みの親でもあり、魅力を知り尽くす八津弘幸さん。
演出は、「私のホストちゃん」「けものフレンズ」シリーズなどを手掛け、原作イメージを崩さない作品作りに定評のある村上大樹さん。
女装した大柄な家政夫・三田園薫が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”をスッキリと落とし、家事に役立つ便利技も紹介するというドラマの世界観はそのままに、お寺一家の秘密をミタゾノが暴きます。
知って得する家事ワザを、舞台上で“生披露”!
ライブでしか体験できない生の“ミタゾノワールド”です。
https://www.mitazono-stage.jp/
※ここから先はテレビ朝日のサイトを離れます
東京公演:2022年11月17日(木)~27日(日)
大阪公演:2022年12月3日(土)・4日(日)
タイトルは「家政夫のミタゾノTHE STAGE ~お寺座(てらざ)の怪人~」
脚本は、ドラマ「家政夫のミタゾノ」シリーズを手掛け、ミタゾノの生みの親でもあり、魅力を知り尽くす八津弘幸さん。
演出は、「私のホストちゃん」「けものフレンズ」シリーズなどを手掛け、原作イメージを崩さない作品作りに定評のある村上大樹さん。
女装した大柄な家政夫・三田園薫が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”をスッキリと落とし、家事に役立つ便利技も紹介するというドラマの世界観はそのままに、お寺一家の秘密をミタゾノが暴きます。
知って得する家事ワザを、舞台上で“生披露”!
ライブでしか体験できない生の“ミタゾノワールド”です。
https://www.mitazono-stage.jp/
※ここから先はテレビ朝日のサイトを離れます
東京公演:2022年11月17日(木)~27日(日)
大阪公演:2022年12月3日(土)・4日(日)



<脚本のこだわり>
八津:
このドラマは「人間ってすごく綺麗に見えるけど、その裏に色々あるよね」というところを覗いていく、をテーマにしていますが、最後はちょっとだけ前向きになるといいますか、光が差すような作りにできたらいいなと思って書いてます。
このドラマは「人間ってすごく綺麗に見えるけど、その裏に色々あるよね」というところを覗いていく、をテーマにしていますが、最後はちょっとだけ前向きになるといいますか、光が差すような作りにできたらいいなと思って書いてます。
<演出家として>
村上:
初めて「家政夫のミタゾノ」に携わります。
テレビドラマとしてものすごい話題作です。舞台化を任せていただけるのはものすごく光栄でした。
と同時に「ミタゾノ」ファンの期待に応えながらも時には裏切っていけるような内容にしたいです。
初めて「家政夫のミタゾノ」に携わります。
テレビドラマとしてものすごい話題作です。舞台化を任せていただけるのはものすごく光栄でした。
と同時に「ミタゾノ」ファンの期待に応えながらも時には裏切っていけるような内容にしたいです。
<舞台化の苦労>
八津:
舞台向きなのではないか?と日頃から考えていましたが、実際書いてみると。。。
時間を飛ばせないし、カメラワークが使えない。
ドラマではミタゾノがこっそり覗いていることを、カットを切り替えることで強調できるのですが、舞台上でやっても誰も気づいてくれないんです。
ミタゾノって表情でお芝居することも存在感になっているのですが、舞台上で果たして注目を集められるのか?、そういうところをどう見せていこうかな?というところがすごく難題なんです。
舞台向きなのではないか?と日頃から考えていましたが、実際書いてみると。。。
時間を飛ばせないし、カメラワークが使えない。
ドラマではミタゾノがこっそり覗いていることを、カットを切り替えることで強調できるのですが、舞台上でやっても誰も気づいてくれないんです。
ミタゾノって表情でお芝居することも存在感になっているのですが、舞台上で果たして注目を集められるのか?、そういうところをどう見せていこうかな?というところがすごく難題なんです。

村上:
どのように作っていくかが難しいんですが、稽古場で日々試行錯誤しています。
舞台経験の多い役者さんが多いので、楽しめる作品にどんどん作り替えていってます。
苦労というわけではないですが、八津さんの最初の台本があがってきた時に「滝が割れる」と書いてあった時は、「すみません出来ません」と(笑)。
ドラマや映画だったらなんとか表現できるんでしょうけど、舞台でそれをやるとちょっとお金がかかりすぎるので、すみません…とお断りしたんです。
舞台は、お客さんの想像力も含めて表現できるので、役者さんの演技とお客さんの想像力で「ミタゾノ」を創りたいと思っています。

八津:
せっかく舞台になるのでドラマのイメージをいい意味で壊したいです。
「ドラマと同じだったね」って言われるよりは「舞台面白かったよね」と言ってもらえたら嬉しい。
ドラマでは意外とできないエピソードも舞台上でやってたりしているのでお得感があると思います。

村上:
松岡さんのアイデアの数がものすごくて、ほかの役者さんも触発されて面白いアイデアがどんどん出てきてます。

<「お寺」が舞台になった理由>
八津:
いくつかアイデアを出しましょうという時に、病院など他に一押し二押しの企画があったのですが、最後に引き立て役みたいな感じでお寺、お寺…舞台だから「お寺座の怪人」だなっと。
中身を考えずにタイトルだけ考えて提出したら、みんながそこに食いついてきて。
「どんな話にするんだ?」
と四苦八苦しました。
村上:
舞台では、タイトルだけ先に決まって中身が決まってないってことはあるあるだったりするので。
ただ上がってきた台本は、そこのくだらなさはちゃんと踏まえながらもそれだけではないところになだれ込んでいて。
これぞ「ミタゾノ」という作品になっていてさすがだなと思いました。
いくつかアイデアを出しましょうという時に、病院など他に一押し二押しの企画があったのですが、最後に引き立て役みたいな感じでお寺、お寺…舞台だから「お寺座の怪人」だなっと。
中身を考えずにタイトルだけ考えて提出したら、みんながそこに食いついてきて。
「どんな話にするんだ?」
と四苦八苦しました。
村上:
舞台では、タイトルだけ先に決まって中身が決まってないってことはあるあるだったりするので。
ただ上がってきた台本は、そこのくだらなさはちゃんと踏まえながらもそれだけではないところになだれ込んでいて。
これぞ「ミタゾノ」という作品になっていてさすがだなと思いました。
<みどころ>
八津:
「ミタゾノ」といえば家事ネタ。
実は、家事ネタはその場ですぐできることがあまりないのです。
舞台というライブで時間的なごまかしがきかない中で村上さんがどう表現していくのか楽しみです。
村上:
今回もふんだんに家事ネタもありますので、見せ方含め、楽しんでいただきたいです。
「ミタゾノ」といえば家事ネタ。
実は、家事ネタはその場ですぐできることがあまりないのです。
舞台というライブで時間的なごまかしがきかない中で村上さんがどう表現していくのか楽しみです。
村上:
今回もふんだんに家事ネタもありますので、見せ方含め、楽しんでいただきたいです。
<舞台化にあたり「痛み入ったこと」>
【痛み入る:恐縮しながらもありがたく思うこと】
八津:
見てくださるお客様、応援してくださるお客様に対して僕の中では一番痛み入ります。
できることなら、この舞台で岸田國士戯曲賞(*演劇界の芥川賞とも称される賞)を貰い、その時の挨拶で「痛み入ります」と答えようと思っています。
村上:
チケットを買って、足を運んで下さるお客様に痛み入ります。
お客さんはだいぶ戻ってきてはいるのですが、コロナ禍でなかなか舞台は大変でした。
そんな中、この舞台はとても注目度が高いので、来て頂いたお客様には日常を忘れて「ミタゾノワールド」に没入して、スカッとしていただけたらいいなと思っています。
八津:
見てくださるお客様、応援してくださるお客様に対して僕の中では一番痛み入ります。
できることなら、この舞台で岸田國士戯曲賞(*演劇界の芥川賞とも称される賞)を貰い、その時の挨拶で「痛み入ります」と答えようと思っています。
村上:
チケットを買って、足を運んで下さるお客様に痛み入ります。
お客さんはだいぶ戻ってきてはいるのですが、コロナ禍でなかなか舞台は大変でした。
そんな中、この舞台はとても注目度が高いので、来て頂いたお客様には日常を忘れて「ミタゾノワールド」に没入して、スカッとしていただけたらいいなと思っています。
