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#840
2022年10月23日
「テレビの現場で働く」(後)
【番組司会】山口豊(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】山本夏実(VE:ビデオエンジニア)
舟越利紗(照明)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】山本夏実(VE:ビデオエンジニア)
舟越利紗(照明)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
テレビの現場で働くふたりをスタジオにお迎えして、仕事でのこだわりや、やりがい、この道を目指したきっかけ、これからのことなどを聞きました(後編)
今回は入社7年目、VE(ビデオエンジニア)を担当する山本夏実さん。
「MUSIC STATION」の生放送にむけた準備を前日から追いかけました。
今回は入社7年目、VE(ビデオエンジニア)を担当する山本夏実さん。
「MUSIC STATION」の生放送にむけた準備を前日から追いかけました。

<本番前日>
AM9:45
ビデオエンジニアの山本さんはサブと呼ばれる副調整室に一番乗り。
映像にまつわる機器全ての電源を入れるところからスタートします。
ビデオエンジニアの仕事は、カメラの色合いや明るさなどの調整だけでなく、放送を切り替えるスイッチャー卓のシステムなど、映像に関わるもの全て。
ビデオエンジニアの山本さんはサブと呼ばれる副調整室に一番乗り。
映像にまつわる機器全ての電源を入れるところからスタートします。
ビデオエンジニアの仕事は、カメラの色合いや明るさなどの調整だけでなく、放送を切り替えるスイッチャー卓のシステムなど、映像に関わるもの全て。



各所に映像を送るケーブルを配線します。
生放送に必要な機材につなげるケーブルの数は100本以上!
この作業を1人で行います。

先輩から引き継がれた「虎の巻」を確認しながら配線するのですが、ミスは起きるもの。その際は、すぐに修正するそうです。
PM3:00
セッティング開始からおよそ5時間後に始まった「技術打ち合わせ」に参加し、明日に備えます。
<生放送当日>
AM10:30
本番当日も副調整室に一番乗りしたのは山本さん。
その理由を聞いてみると…
山本「心配性なので、皆が来る前に1人でチェックしたい」とのこと。
山本さんの1人作業開始からおよそ1時間後、VE2名が合流し、3名体制で生放送に挑みます。
9台のカメラの映り具合を均一にする調整を行い、VE(ビデオエンジニア)卓で色を調整します。
2日間に渡るセッティングを終え、山本さんが一番好きな作業“色味の調整”に入ります。
「黒」を調整することで、カッコよく見えるようになったり、肌の色を調整することで健康的に映るようになるそうです。
本番当日も副調整室に一番乗りしたのは山本さん。
その理由を聞いてみると…
山本「心配性なので、皆が来る前に1人でチェックしたい」とのこと。
山本さんの1人作業開始からおよそ1時間後、VE2名が合流し、3名体制で生放送に挑みます。
9台のカメラの映り具合を均一にする調整を行い、VE(ビデオエンジニア)卓で色を調整します。
2日間に渡るセッティングを終え、山本さんが一番好きな作業“色味の調整”に入ります。
「黒」を調整することで、カッコよく見えるようになったり、肌の色を調整することで健康的に映るようになるそうです。


<ビデオエンジニアになるきっかけ>
もともと音楽番組など華やかな番組が好きだったこともありますが、裏方的な「縁の下の力持ち」的な仕事に就きたいと思っていました。
テレビ局の説明会で、先輩の話を聞いてビデオエンジニアという仕事を知り、技術の中で花形と言われるカメラや音声よりも「縁の下の力持ち」的で格好いいなと思い志望しました。
テレビ局の説明会で、先輩の話を聞いてビデオエンジニアという仕事を知り、技術の中で花形と言われるカメラや音声よりも「縁の下の力持ち」的で格好いいなと思い志望しました。

<一番大変だった仕事>
「MUSIC STATION」のスーパーライブのチーフVE(ビデオエンジニア)を去年初めてやらせてもらった時のことが忘れられないです。
本番の1週間くらい前から現場に入り、中継車、機材をセッティングし、リハーサルからやっと本番にこぎつけました。
最後の曲の放送が終わってエンディングを見ているときにちょっと涙が出ました。
本番の1週間くらい前から現場に入り、中継車、機材をセッティングし、リハーサルからやっと本番にこぎつけました。
最後の曲の放送が終わってエンディングを見ているときにちょっと涙が出ました。
<チャレンジしてみたいこと>
ドラマも凄くこだわりを持っている方々が映像を作っているので、ぜひ挑戦したいです。

<テレビの仕事を志す後輩へのアドバイス>
「技術さんって大変そう」と思われがちですが、「やりがい」がすごくある仕事なので「ちょっと気になる!」と思ったらぜひ飛び込んできてほしい。
<ビデオエンジニアの仕事とは>
映像にのめり込んでしまう
沼のような仕事
山本夏実
沼のような仕事
山本夏実