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#835
2022年9月18日
「報道ステーション」のスタジオ照明
【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出 演】江頭儀浩(気象情報コーナー照明担当)
小倉康裕(スタジオ照明担当)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出 演】江頭儀浩(気象情報コーナー照明担当)
小倉康裕(スタジオ照明担当)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
テレビ番組の収録に欠かせない照明。
「報道ステーション」の照明を担当する2人に詳しく伺いました。(後編)
「報道ステーション」の照明を担当する2人に詳しく伺いました。(後編)

<照明の江頭さん>
「気象情報コーナー」の照明を担当するのは、照明を担当して38年目のベテラン、江頭儀浩さん。
様々な撮影場所から気象情報を伝える「報道ステーション」では、臨機応変の対応が求められます。
様々な撮影場所から気象情報を伝える「報道ステーション」では、臨機応変の対応が求められます。

<放送3時間前・打ち合わせ>
この日の放送はテレビ朝日の屋上テラスから。
場所は事前にわかっているものの、放送内容を知るのはこの打ち合わせが初めて。その日の演出内容にそった照明を考えます。
場所は事前にわかっているものの、放送内容を知るのはこの打ち合わせが初めて。その日の演出内容にそった照明を考えます。

<照明の準備>
この日のパートナー・柿崎泉麗さんと2人で担当。
演出打ち合わせを受けて必要な照明機材を準備。
江頭さんの指示で、屋上テラスに照明をセッティングします。
使用するライトは、人物の正面から4台、背後から照らし輪郭を出すために1台、後ろの壁や芝生を浮かび上がらせるために3台、合計8台のライトを使用。
演出打ち合わせを受けて必要な照明機材を準備。
江頭さんの指示で、屋上テラスに照明をセッティングします。
使用するライトは、人物の正面から4台、背後から照らし輪郭を出すために1台、後ろの壁や芝生を浮かび上がらせるために3台、合計8台のライトを使用。



<クロマキーによる画面合成>
緑色のパネルに違う映像を合成するクロマキーを使用し、気象情報を伝える演出。緑色のパネルに影が出るとうまく合成できないので、他方向から光をあて、影を消すようライトを配置しました。
周辺住民の家に直接光源が向かないよう細心の注意を払います。
周辺住民の家に直接光源が向かないよう細心の注意を払います。

<大変なこと>
晴れている日だけではなく、雨の日もあります。
天気が視聴者に伝わる照明作りを心がけ、雨の日はキャスター背後の雨も画面に映るように照明をセッティングしているそうです。
天気が視聴者に伝わる照明作りを心がけ、雨の日はキャスター背後の雨も画面に映るように照明をセッティングしているそうです。
<プロ技①LEDムービングライト>
「報道ステーション」の照明デザインを担当した小倉さんが、様々な色や模様、動きをプログラミングして投影する、ムービングライトをスタジオで紹介しました。


<プロの技②人物を美しく見せる照明>
少しの工夫で人物を美しく見せる照明テクニック。
段ボールをA4サイズ程度に切り、その上にアルミホイルの裏面を表にして貼り付け、簡易的な「キャッチレフ」を作成。
これを使って明かりを顔に当てると、肌色が鮮やかに美しく見えます。
段ボールをA4サイズ程度に切り、その上にアルミホイルの裏面を表にして貼り付け、簡易的な「キャッチレフ」を作成。
これを使って明かりを顔に当てると、肌色が鮮やかに美しく見えます。

<照明の仕事とは>
感動を与え、感動をもらえる仕事(小倉康裕)
視聴者に心地よい空間を提供し幸せな気分になってもらう(江頭儀浩)
視聴者に心地よい空間を提供し幸せな気分になってもらう(江頭儀浩)