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#821
2022年6月12日

朝まで生テレビ!35周年(前編)

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出  演】田原総一朗(ジャーナリスト)
      鈴木裕美子(「朝まで生テレビ!」プロデューサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
放送開始から35周年を迎えた深夜の討論番組「朝まで生テレビ!」。
舞台裏やこれからの番組作りについてお話を伺いました。



<番組誕生秘話>
番組が始まった1987年当時、深夜帯といえば再放送が多かった。
番組制作費がかけられないため、制作スタッフと田原さんが考えたのは、タクシー代がかからないように終電でテレビ朝日に集まり、始発で帰宅する長時間の番組、そして有名タレントを起用するのではなく、論客を集め、1つのテーマで徹底的に、時に過激に討論する番組。
田原さん曰く「相当刺激の強い番組」は、こうして誕生しました。

<鈴木プロデューサーの記憶>
鈴木プロデューサーが番組に参加する前、外から見ていた朝生の印象は、いつもスタッフ同士が出演者と同じように議論していて、本当に放送ができるのかな?だったそうです。



<長寿番組になった理由>
35年という長寿番組になった理由を、田原さんは「自由に発言でき、自由に論争できるから」、鈴木プロデューサーは「いろいろな人にいろいろな意見を聞ける場が開けたこと、国民会議的な番組であり続けたこと」と考えています。



<朝生五人衆>
「朝まで生テレビ!」には放送開始から現在まで、番組に携わる五人衆がいます。司会の田原さん、番組進行の渡辺キャスター、プロデューサーの吉成さん、構成作家の久利さん、タイムキーパーの山内さんの5人です。



<朝生五人衆(番組進行・渡辺宜嗣キャスター)>
渡辺キャスターから見た田原さんは「疲れたと言わない人。だから自分も疲れたと言えない」。渡辺キャスターは35年の中で物事の考え方を田原さんからたくさん教わったといいます。「真ん中というものはない。右から見たら左。左から見たら右。自分がどこの立場で物事を話すのか」がとても大切。

<朝生五人衆(構成作家・久利一)>
構成作家の久利さんから見た田原さんは「体を張って向き合わないといけない相手」「その場限りの応対をすると見抜いて信用してくれない」。
だからこそストレートに意見を言い、時には口論になることもあるそうです。田原さんと久利さんはほぼ毎日、日々のニュースについて電話で議論をぶつけあっているそうです。



<討論テーマの決め方>
討論のテーマは、スタッフが話し合って決めています。
企画会議は白熱するそうで、鈴木プロデューサーは会議で疲れてしまうと。
討論には視聴者も参加してほしいという思いがあり、番組は「視聴者もパネリストの一人」と考えています。



<鈴木プロデューサーから見た田原総一朗さん>
鈴木プロデューサーは田原さんのことを「暴れん坊」「平和な日本を作りたいと頑張っている」と分析。
そんな田原さんを中心に「みんなが自由に話せる場所を作り、それを国全体に広げたい」と考えています。