バックナンバー
#814
2022年4月17日
アニメ「クレヨンしんちゃん」30周年
ムトウユージ監督が語る
【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】ムトウユージ監督
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】ムトウユージ監督
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
1992年4月に放送がはじまった「クレヨンしんちゃん」。
永遠の5歳児・野原しんのすけの日常を描き、子どもだけでなく大人にもファンが多いこの作品。
1998年から演出に携わってきたムトウユージ監督の視点で振り返り、変化したこと、そして変化していないことを伺いました。
永遠の5歳児・野原しんのすけの日常を描き、子どもだけでなく大人にもファンが多いこの作品。
1998年から演出に携わってきたムトウユージ監督の視点で振り返り、変化したこと、そして変化していないことを伺いました。


<シナリオ作り>
アニメ「クレヨンしんちゃん」は原作に追いついてしまったため、オリジナルのストーリーを展開しています。
ストーリーのアイディアは、ムトウ監督が、お風呂で思いつくことが多く、「降りてきた!」という感じで「これだ!」となるんだそう。
コロナ禍の新生活の中から「リモート」を「面白い」と感じたムトウ監督は、ストーリーに導入。
話のオチは“リモートでなく妹(イモウト)”だったそうです。
ストーリーのアイディアは、ムトウ監督が、お風呂で思いつくことが多く、「降りてきた!」という感じで「これだ!」となるんだそう。
コロナ禍の新生活の中から「リモート」を「面白い」と感じたムトウ監督は、ストーリーに導入。
話のオチは“リモートでなく妹(イモウト)”だったそうです。

<絵コンテ>
24年前に描いた「クレヨンしんちゃん」初絵コンテと最近の絵コンテを比較して監督が感じたことは?
「若い時の画は勢いが感じられる。」
最近描いた絵コンテは、タッチが変わっているように見えますが…
実は鉛筆からタブレットで描くように変わったそう。
消しゴムに持ちかえる必要がなくなったので絵コンテを作る時には便利さしか感じないんだとか。
「若い時の画は勢いが感じられる。」
最近描いた絵コンテは、タッチが変わっているように見えますが…
実は鉛筆からタブレットで描くように変わったそう。
消しゴムに持ちかえる必要がなくなったので絵コンテを作る時には便利さしか感じないんだとか。

<作画(さくが)>
絵コンテを元に、原画を作り、原画と原画の間の動きをつなげパラパラ漫画のようにしていくのが動画という工程。ここまでが主に「作画」と呼ばれる作業。
作画は30分の放送で4~5,000枚。
1話作るには100人ほどが携わりますが、アニメ「クレヨンしんちゃん」の原画は1パート1人で全部描いてもらうようにしているんだとか。
最初から最後まで全部自分でやったほうが「自分の流れが作れる」事と「観てほしい面白いところが強調」できるそうです。
作画は30分の放送で4~5,000枚。
1話作るには100人ほどが携わりますが、アニメ「クレヨンしんちゃん」の原画は1パート1人で全部描いてもらうようにしているんだとか。
最初から最後まで全部自分でやったほうが「自分の流れが作れる」事と「観てほしい面白いところが強調」できるそうです。


<普段観るテレビ>
「クレヨンしんちゃん」は昔と変わらず家族で観ている。
あとはニュース番組。
大きいニュースより「小さいニュース」に目を向け、しんちゃんぽいことを探しているんだとか。
スーパーの「袋に野菜詰め放題」みたいなネタは小さなニュースから拾ってアニメに取り入れたこともあるそうです。
あとはニュース番組。
大きいニュースより「小さいニュース」に目を向け、しんちゃんぽいことを探しているんだとか。
スーパーの「袋に野菜詰め放題」みたいなネタは小さなニュースから拾ってアニメに取り入れたこともあるそうです。
<10年後>
自分は10年後70歳。
その昔、自分の子どもにストーリーのヒントをもらったように、10年後は孫にネタをもらってアニメにできたらいいなあと思っているそうです。
その昔、自分の子どもにストーリーのヒントをもらったように、10年後は孫にネタをもらってアニメにできたらいいなあと思っているそうです。
<「クレヨンしんちゃん」とは…>
追いかけてもずっと追い付けない
永遠の5歳児の考え方 ムトウユージ
永遠の5歳児の考え方 ムトウユージ