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#805
2022年2月13日

菊間千乃さんとテレビ

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出  演】菊間千乃(弁護士)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)

「羽鳥慎一モーニングショー」で火曜日コメンテーターを務める、弁護士で元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さんに「テレビについて」お話を伺います。

菊間千乃
1995年 フジテレビ入社。
    バラエティ・情報・スポーツ番組など数多く担当。
2007年 司法試験に専念するため、フジテレビを退社。
2010年 司法試験合格。現在弁護士。
    コメンテーターとしても活動中。



<「羽鳥慎一モーニングショー」>
羽鳥さんとの初対面は、初出演の日のスタジオ。
他の出演者との打ち合わせもなく、ぶっつけ本番だったそうです。
「羽鳥慎一モーニングショー」は独自のスタイル。
テーマについて事前に打ち合わせするのはプロデューサーだけ。
内容はプロデューサーから羽鳥さんに伝わり、羽鳥さんは出演者全員が何を喋ろうとしているか全て頭の中に入っているそう。
菊間さんは番組を「自由演技」と捉え、自由な発言ができる「羽鳥慎一モーニングショー」は理想の番組と思っているそうです。



<生放送中の大事故>
菊間さんは26歳の時、情報番組のリポーターとして出演中、ビルの5階から転落する大事故に遭遇。
2年間の治療期間を経て、復帰しました。
事故を経験して「当たり前に明日は来ない」「今やれることを全力でやる」と考えるようになったそうです。



<弁護士を志したきっかけ>
フジテレビ入社時から、「10年後に弁護士となる」と決めていたそうです。
当時は、30歳をすぎるとアナウンサーを辞めてしまう女性が多かったため、専門分野の知識を身につけ、違った形でアナウンサーを続けたいと考えていたそう。



<フジテレビ退社>
司法試験のための勉強を始めた菊間さんは、次第に弁護士という仕事に魅力を感じ始めます。
司法試験に合格し、アナウンサーを続けても、それは単に法律の知識を得ただけ。弁護士になると身につけた知識が武器になる、困っている人を助けてあげられる。そう考えるようになった菊間さんはフジテレビを退社、弁護士になることを決意します。

<初志貫徹>
「早稲田大学に入る」、「フジテレビのアナウンサーになる」、「司法試験に合格する」。掲げた目標を全て実現してきた菊間さん。
目標達成のために、どうしたらよいのか、どのような方法が最善か、計画し、努力し、達成することが子供の頃から好きだったそうです。
ゴールは同じ、進む方法や道筋を考えることが面白い。



<テレビが果たす役割>
テレビを観ない人がたくさんいると言われている今ですが、テレビには信用がある。その信用を失わないように努力しなければいけないと思います。

<テレビとは>
菊間さんにとってテレビとは、自分にとって大切な場所。世の中の人にとっても大切な場所であってほしい。