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#803
2022年1月30日
ゴルフ中継の舞台裏(前編)
【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
<ゴルフ中継の舞台裏>
ゴルフ場は放送を目的として作られていないため、放送設備がほとんどありません。
そんなゴルフ場からの中継は、どのようにして行われているのでしょうか?
舞台裏を追いかけました。
そんなゴルフ場からの中継は、どのようにして行われているのでしょうか?
舞台裏を追いかけました。
<本番3日前>
本番3日前からゴルフ場はクローズ。
中継の準備が始まります。
朝9時25分 大型車が続々と到着。
大量の機材が下されます。
中継の準備が始まります。
朝9時25分 大型車が続々と到着。
大量の機材が下されます。



最初に取り掛かったのは…
カメラの映像と音声のケーブルをゴルフ場に張り巡らせること。
今回使用するケーブルの長さは、のべ10km以上。
駐車場の「放送センター」と各ホールを、技術スタッフ約100名が手分けして、2日かけて配線します。
カメラの映像と音声のケーブルをゴルフ場に張り巡らせること。
今回使用するケーブルの長さは、のべ10km以上。
駐車場の「放送センター」と各ホールを、技術スタッフ約100名が手分けして、2日かけて配線します。

<ハイタワー>
距離が長いホールを撮影するための建造物。
通称「ハイタワー」は、大会の約1週間前に建設します。
カメラをのせるスペースが広いのが特徴。
16段、24メートルのハイタワーはのべ10時間で組み上げられました。
通称「ハイタワー」は、大会の約1週間前に建設します。
カメラをのせるスペースが広いのが特徴。
16段、24メートルのハイタワーはのべ10時間で組み上げられました。





カメラのパーツをハイタワーの上に運び、組み上げます。


地上24メートルから撮影するカメラマンに、ゴルフ中継ならではの注意点を聞きました。
カメラマン 桜井和則
「35~6年前からハイタワーで撮影しています。
強風の時は体が飛ばされそうになったり、雷や大雨の時も危ないので中継センターから地上に降りる指示が出ます」
カメラマン 桜井和則
「35~6年前からハイタワーで撮影しています。
強風の時は体が飛ばされそうになったり、雷や大雨の時も危ないので中継センターから地上に降りる指示が出ます」

各ホールにカメラを設置します。
今回は通常より少ない18台。
今回は通常より少ない18台。




<放送センター>
6台の大型車

①電源車

②音声中継車

③衛星中継車


④⑤機材車(カメラやケーブルなど機材を積み込んだ車:2台)
⑥中継センター車 全ての映像が集まる(ディレクターやスイッチャーはここで仕事をします)
⑥中継センター車 全ての映像が集まる(ディレクターやスイッチャーはここで仕事をします)

<音声中継車>
各ホールのショットの音を集音するマイクが20本以上。
放送席やラウンドリポーターなどのハンドマイクを入れると、全部で30本前後の音が集められ、その音を放送用に調整。
放送席やラウンドリポーターなどのハンドマイクを入れると、全部で30本前後の音が集められ、その音を放送用に調整。


<放送センターの設備は大型車以外にも!>
⑦CG室
スコアなどの情報テロップやCG、イラストなどを制作、表示。
スコアなどの情報テロップやCG、イラストなどを制作、表示。

⑧編集室
ハイライトなどを編集。
ハイライトなどを編集。

⑨ワイヤレスカメラ中継室
ワイヤレスカメラからの映像を受信。
電波状況を監視しながら指示を出します。
ワイヤレスカメラからの映像を受信。
電波状況を監視しながら指示を出します。

⑩放送席
実況・解説を行います。
実況・解説を行います。

<中継センター車>
チーフディレクターが映像をチェック。
ゴルフの試合を撮影しながら、放送に近い状態に組み立てます。
ゴルフの試合を撮影しながら、放送に近い状態に組み立てます。
