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#794
2021年10月24日

笹岡隆次シェフと「ごはんジャパン」

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出  演】笹岡隆次(「恵比寿 笹岡」主人)
      片岡護(「リストランテ アルポルト」オーナーシェフ)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
毎週土曜日、午後6時30分から放送中の「ごはんジャパン」に出演されている、シェフのお二人に番組の舞台裏をお聞きします。


笹岡隆次 「恵比寿 笹岡」主人
北大路魯山人直系の弟子として腕を磨き、魯山人の提唱する「食材の持ち味を活かす料理」を大切に和食の世界で活躍。

片岡護 「リストランテ アルポルト」オーナーシェフ
少食な日本人向けに開発した「懐石風イタリアンコース」のコンセプトが支持され、テレビ番組でも活躍。
本場イタリア料理を日本に広めた立役者の一人。

<笹岡シェフ「思い出の食材」①>
新潟県佐渡島の寒ブリ。
一本釣りで釣られた佐渡のブリは、すべてが一味違う。
脂もしつこくなく、ちょうどいいと絶賛。
笹岡シェフは、刺身や照り焼きなど、素材の良さを生かした料理に。
一本10kgをたくさんあげるには、定置網が基本ですが、わざわざ一本釣りする漁師さん。1晩で2トンあげたこともあるそう。
放送後も漁師さんとSNSを通じて交流が続いているそうです。



<笹岡シェフ「思い出の食材」②>
山梨県丹波山村の原木舞茸。
自然に似た環境で生産される舞茸は天然物に負けないおいしさ。
工夫された栽培を日々行う若い生産者の情熱に感銘を受けたそうです。
笹岡シェフは生産者の頑張りを伝えられる料理を作ろうと、舞茸に、丹波山村のジビエと野菜を合わせ、地元の味が楽しめる鍋に仕上げました。



<日本の食材の魅力>
一番は「味の繊細さ」で、うま味の幅が広いことが魅力。
同じものでも種類がたくさんあり、それぞれ持ち味が違い、たくさんの料理が作れる。生産者の努力が素晴らしい。
料理人を唸らせる食材がたくさんある。
「どうやったら食材を一番いい状態で届けられるのか?」
そこまで気を配って実行する生産者は本当にすごいと思う。

<料理番組とは>
料理する楽しさ、食べる嬉しさを伝えたい。