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#781
2021年7月18日
ニュースCG室の仕事(前編)
【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出 演】島田了一(テレビ朝日CG担当部長)
福田隆之(テレビ朝日CGデザインディレクター)
原田甫(テレビ朝日CGデザインディレクター)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【出 演】島田了一(テレビ朝日CG担当部長)
福田隆之(テレビ朝日CGデザインディレクター)
原田甫(テレビ朝日CGデザインディレクター)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)


<報道番組のデザイン>
島田了一
テレビの美術の仕事の中でCG(グラフィック)でデザインする仕事。
時計や天気予報、サイドテロップ、コメントなどを見やすくわかり易く配置するためのデザインをしています。
テレビの美術の仕事の中でCG(グラフィック)でデザインする仕事。
時計や天気予報、サイドテロップ、コメントなどを見やすくわかり易く配置するためのデザインをしています。


福田隆之
帯の報道番組のデザインを担当。
作業とデザインの違いは、装いや雰囲気を考え、特徴を加えていくこと。
帯の報道番組のデザインを担当。
作業とデザインの違いは、装いや雰囲気を考え、特徴を加えていくこと。


原田甫
報道情報番組を中心に番組の立ち上げやリニューアルの時にロゴやデザイン、色、書体、形を作って番組のパッケージデザインをまとめる役割。
報道情報番組を中心に番組の立ち上げやリニューアルの時にロゴやデザイン、色、書体、形を作って番組のパッケージデザインをまとめる役割。

<スーパーJチャンネルのリニューアル>
去年10月にリニューアルしたスーパーJチャンネル。
番組全体のビジュアルを決めるデザインはどうやって決まっていったのでしょう?具体的に見ていきましょう!
番組全体のビジュアルを決めるデザインはどうやって決まっていったのでしょう?具体的に見ていきましょう!

主な流れはこちらの6つ

①ロゴを決める
ロゴは番組全体のイメージを決めるものなので、最初に作ります。
前回は約50個のアイデアからコンペを行い絞り込みました。
今回のテーマは「若者に向けて」「スタイリッシュでシンプル」。
約10個のアイデアに絞り込んだのち、決定しました。
ロゴのデザインが決まったら、詳細をつめて完成です。
ロゴは番組全体のイメージを決めるものなので、最初に作ります。
前回は約50個のアイデアからコンペを行い絞り込みました。
今回のテーマは「若者に向けて」「スタイリッシュでシンプル」。
約10個のアイデアに絞り込んだのち、決定しました。
ロゴのデザインが決まったら、詳細をつめて完成です。

②色を決める
カラーのイメージスケールや色彩理論を参考にしながら、裏番組やテレビ朝日の他の報道番組も意識して、コンセプトにあった色味を考えます。
③デザインを決める
時計や天気予報、文字のベースデザインを考えます。
④書体を決める
フォントメーカーと契約して権利処理がなされているものを使用。
番組のイメージに合うものを提案しますが、同じ書体でも数字や英字、記号などがイメージに合わない場合は、オリジナルを制作します。
番組のどこを切り取ってもその番組だとわかることが大切なんだそうです。
カラーのイメージスケールや色彩理論を参考にしながら、裏番組やテレビ朝日の他の報道番組も意識して、コンセプトにあった色味を考えます。
③デザインを決める
時計や天気予報、文字のベースデザインを考えます。
④書体を決める
フォントメーカーと契約して権利処理がなされているものを使用。
番組のイメージに合うものを提案しますが、同じ書体でも数字や英字、記号などがイメージに合わない場合は、オリジナルを制作します。
番組のどこを切り取ってもその番組だとわかることが大切なんだそうです。

⑤CGに動きをつける
タイトルや名前テロップなどに動きをつけます。
⑥マニュアルの作成
画面展開する色や推奨する表現をまとめて誰が作成してもデザインに統一感があるように番組スタッフとCGスタッフで共有します。
発注したスーパーJチャンネルの佐々木総合演出は?
今回のリニューアルコンセプトにあったところに連れていってもらったと思っています。
見やすいがどこか他と違うテロップやデザインが、テレビ朝日の番組、スーパーJチャンネルであると最前線で表す大事なツールになる。
タイトルや名前テロップなどに動きをつけます。
⑥マニュアルの作成
画面展開する色や推奨する表現をまとめて誰が作成してもデザインに統一感があるように番組スタッフとCGスタッフで共有します。
発注したスーパーJチャンネルの佐々木総合演出は?
今回のリニューアルコンセプトにあったところに連れていってもらったと思っています。
見やすいがどこか他と違うテロップやデザインが、テレビ朝日の番組、スーパーJチャンネルであると最前線で表す大事なツールになる。

<気をつけていること>
番組のコンセプトや伝えたいこと、見られ方を理解しCGで表現すること。

番組の方向性や視聴者層、内容の柔らかさ硬さなどを話し合いで共有し、その方向を目指すのが仕事。
あくまでもオーダーに対して考えて形にすることが大切。
デザインはアートだけではなく、技術だけでもない。
あくまでもオーダーに対して考えて形にすることが大切。
デザインはアートだけではなく、技術だけでもない。


<裏番組のチェック>
放送する時間帯の裏番組の色使いを調査した上で、色を決めていく。


番組が狙う視聴者層に合わせて暖色系を今回は選択。