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#758
2021年2月7日

徳光和夫さん・井上順さん「あなたにとってテレビとは?」

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
      萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】 徳光和夫
      井上順
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
フリーアナウンサーの徳光和夫さんと歌手、俳優、司会などマルチな活動を続ける井上順さん。
今回は、お二人のテレビについてのお話を振り返ります。

<内容>
徳光和夫さん
●アナウンサーになったきっかけ
東京六大学野球で活躍する長嶋茂雄さんに憧れ、立教大学に入学。
なんとか長嶋さんに近づくため、応援団に入るも、グラウンドに背を向けているため野球が見えない。
試合終了後に観客席で片づけをしていると、グラウンドに一番近いところに放送研究会を発見。
そこで、球場で実況を担当する放送研究会に入会。
その後、「プロ野球選手になった長嶋さんに会いたければ、アナウンサーの試験を受けたら良いのでは?」とアドバイスされ、日本テレビに入社しました。



●日本テレビ入社
日本テレビに入社した徳光さんがやりたかったことはもちろん、野球中継の実況でした。
先輩アナウンサーから、「目に映ったものを描写できるようになれ」とアドバイスされた徳光さんは、通勤電車で車窓を見ながら実況の練習をしたといいます。
その時、ある出来事が!
「生麦事件を実況に入れたらどうでしょう」と、資料を渡されたのでした。

●ズームイン!!朝!
徳光さんの代名詞ともいえる、朝の情報報道番組「ズームイン!!朝!」。
担当していた当時、テレビ局の近くにマンションを借り、毎日の生放送に備えていた徳光さんですが、寝坊し上半身はポロシャツ、下はパジャマズボンのままで出演したなど、多くのハプニングがあったそうです。



●フリーランスになった理由
48歳でフリーアナウンサーに転身した徳光さん。
理由は、ニュース番組を担当することになったからだといいます。
徳光さんにとって、活字言葉で伝える報道番組は、なかなか難しかったのだそうです。

●非真面目の大切さ
日本テレビの後輩で、徳光さんと同じくフリーアナウンサーとなった羽鳥慎一さんは、徳光さんからもらった言葉が強く心に残っているそうです。
それは、「生真面目もダメだし、不真面目もダメ。非真面目はいい」。
生真面目は真面目すぎる、遊びがない。不真面目は問題外。
非真面目、真面目じゃない、ちょっと枠を外れると言うことは必要なこと。
非真面目であることで、アナウンサーは幅ができる。
伝え手は非真面目精神を養って、いろいろな角度から物事を見ることが大切だ。
と徳光さんは考えています。

●テレビとは
徳光和夫さんにとって、テレビとは?
『見ることも出演することもストレス解消』




井上順さん
●ツイッターを始めたきっかけ
新型コロナウイルスの流行により、ステイホーム中にツイッターを始めた。
新聞のコラムが好きな自分の性に合っていたのか、4月15日に始め、毎日欠かさず更新している。



●こだわりの写真
ツイッターに添付する写真や動画に凝っている。
ベランダで縄跳びをする時はピンクのタキシード。
見てくれる人がクスッと笑ってくれたらそれでいい。

●心がけていること
1日でも長生きしたいので、なるべくお迎えが来ないように日用品を買いだめしている。コーヒーや歯磨き粉などのストックを少し多めに蓄えておけば、天上の方で、「迎えに行くか、順を」となった時に「あ、また買っちゃったよ」と、待ってくれるかもしれないので。



●忘れられないこと
初めてドラマをやった時に森光子さんに教わった2つのこと。
「1つは遅刻しないこと、1つは台詞を覚えてらっしゃい」。
よくよく考えてみたら、当たり前のことだと思ったが、時間が経つにつれ、ボディブローのように効いてきた。
台詞を覚えていけば余裕ができ、いろんな世界が膨らんでいく。
余裕をもって仕事場に行けば、慌ててけがをすることもない。

●テレビとは
井上順さんにとって、テレビとは?
『一緒に育った、育ててもらった仲間』