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#754
2021年1月10日

「人生の楽園」20周年
出演者・スタッフが語る(前編)

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】西田敏行 菊池桃子
     後藤和昌ディレクター 市村奈穂ディレクター
     千葉徳雄ディレクター 木内健夫ディレクター

2020年10月で、放送開始20周年を迎えた「人生の楽園」。
番組を担当している4人のディレクター、ナレーションを担当する西田敏行さん、菊池桃子さんに、番組の舞台裏について聞きました。
<内容>
●取材先の決め方
充実した第二の人生を歩む人たちの暮らしぶりを紹介する「人生の楽園」。
ディレクターは「視聴者がわかりやすいストーリーを描けるか」を重視して、取材対象者を探すそうです。


●思い出の放送回
後藤ディレクター
南仏の風景に憧れ、景色がそっくりな熊本県・南阿蘇にレストランをオープンさせた奥様と、それを支えるご主人のお話。
取材中、奥さんを助けたい想いから、突然ご主人が仕事を辞めて来たことが、今も記憶に残っているそうです。



市村ディレクター
自動車のセールスマンだったご主人が定年退職後、お豆腐屋さんを開いたお話。取材初日がお店オープンの日。
町中の人々が集まり大混乱だった状況が忘れられないそうです。



千葉ディレクター
自然の中での、のんびりとした生活に惹かれ、島民わずか34人の島に移住したご夫婦のお話。テレビ取材に拒否感を持つ島民と打ち解けるために苦労した思い出があるそうです。



木内ディレクター
西田さんが沖縄ロケに参加したスペシャル回。
撮影終盤、取材先の皆さんと三線を弾き、楽しそうに歌う西田さんを見て、その人間力に感銘を受けたそうです。


●ディレクターの個性
木内ディレクター曰く、ディレクターの個性をドラマに例えると、
千葉ディレクターは「相棒」。構成が緻密。
市村ディレクターは「ドクターX」。登場人物が多彩でバラエティに富んでいる。
後藤ディレクターは「おっさんずラブ」。ご年配の男性主人公の深いところに寄り添う。
木内ディレクター「科捜研の女」。沢口靖子さんが好きだからw




●西田さんと菊池さんから見たディレクター
後藤ディレクター:ナレーションの表現で一番ぶつかることが多い。
市村ディレクター:好き嫌いがはっきりしている、お姫様みたい。
千葉ディレクター:男っぽい作品が多い。
木内ディレクター:主人公と同じ目線に立って問題を見ている。
と分析しました。