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#746
2020年11月1日

第26回 PROGRESS賞

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
      八木麻紗子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
◆PROGRESS賞(プログレス)とは…
1995年にテレビ朝日系列24社の番組審議会委員が推奨する最高の賞。
放送番組のより一層の“質的向上・系列各局の制作力の向上”に資するものとして制定。

「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するものです。

系列全社が参加、ジャンルは問わず、自社制作の前年度(4月1日から翌年3月末日まで)に放送された番組の中から、1作品をエントリー。
各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック別および全国選考の2段階)を経て、各賞を決定します。


◆今回紹介する2作品(ダイジェスト版)

【奨励賞】青森朝日放送 
テレメンタリー2020「還暦で歩む 医師の道」
(放送日:2020年1月26日)




<番組内容>
青森県十和田市立中央病院で総合内科医として働く水野隆史医師(64)。
還暦で医師免許を取得し、十和田市にやって来た。
水野さんは東京大学農学部を卒業し、キャリア官僚として働いてきた。
しかし、ある出来事をきっかけに、50歳の時に医学部受験をすることを決意。5年間で延べ50もの大学を受験し、金沢大学医学部に合格した。
高齢化が進む地域のニーズでもある「訪問診療」にこだわり奮闘しながら成長する医師の姿を描く。




【最優秀賞】名古屋テレビ放送
メ~テレドキュメント「面会報告~入管と人権~」
(放送日:2020年3月30日)



<番組内容>
名古屋市在住の西山誠子さん(75)は、名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に通っている。
入管に収容されている非正規滞在外国人と面会するためだ。
これまでに面会した人数は500人を超える。
西山さんは、10年前に知人の誘いで面会に付き添い、収容されている外国人の人権が軽視されている現状を知り、衝撃を受けたという。
西山さんが記録してきた「面会報告」をもとに、日本の入管行政の実態と課題を伝える。

西山さんが気に掛けているのが非正規滞在外国人の子供たちだ。
支援する人の中に「仮放免」が認められた中国籍の少女がいる。
少女は大学の入試に合格。
社会福祉士になるという目標を掲げるまでに成長した。
西山さんの提案で在留特別許可を取る手続きを始めた矢先、一家もろとも強制送還されてしまう。



※優秀賞と奨励賞のダイジェスト版は、2021年に放送予定。