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#726
2020年6月7日

海外支局の仕事 ~北京 「中国総局」~ 前編

【番組司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
【中継インタビュー】熱田大(テレビ朝日 特派員)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)

【内容】

テレビ朝日の海外支局は、ネットワーク局と共同のものも含め世界8カ国 11カ所にあります。
特派員による新型コロナウイルス禍の各国の様子は、スーパーJチャンネルなどで伝えられました。
2019年7月から中国総局に赴任し、新型コロナウイルス禍の中国を撮影・リポートしてきた熱田大さんにスタジオと中継をつなぎお話をうかがいました。



<中国総局と中継>
日本人記者4人と中国人スタッフ9人の合計13人で働いている様子やニュースの中継によく登場するテラスも紹介。
中国では外出禁止令はなかった。
企業に対して出社する人数の制限や店舗の営業停止の命令などはあった。
当局の命令に中国人は必ず従う傾向が強い。
当時は新型コロナウイルスがどうやって感染するのか情報が全くなく、外出したくないという心理が働き街から人が消えてしまった。




<特派員の1日>
テレビ朝日の中国総局は北京中心部の天安門から約3キロ、各国の大使館が集まるエリアにあります。
熱田さんは自転車で出勤。
オフィスエリアに入るには入構証だけでなく体温チェックも行われる。
ロケや中継は日本の時に比べスタッフの人数が少ない。
カメラ機材も小型のものを使うことが多い。
自宅マンションに帰宅の際もロビーで体温チェックがある。
万が一支局が立ち入り禁止になった場合も自宅から中継できるように、機材を設置している。



<取材範囲>
香港、台湾を含めた中国全土だけでなく、東アジア全体もロシアの東側ウラジオストクやモンゴル、北朝鮮も北京支局の範疇。


<香港の取材>
2019年の香港のデモ取材は、防毒マスク、ゴーグル、ヘルメットを必ず持ち歩いていての撮影。
昼食後、周りがざわつき始め、普通の街中が5分で催涙弾が飛び交うようになった。