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#715
2020年3月22日

学生キャスターオーデション
デビューまでの3カ月に密着

【司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【内容】
アナウンサーを目指す人のためのコースがあるテレビ朝日アスクでは1年に2度、現役の大学生と大学院生を対象にした「学生キャスター」のオーディションを行っています。

合格すれば、BS、CS、インターネットなどのニュース番組で、プロのアナウンサーに交じって原稿を読むことができます。

2019年秋に行われた「学生キャスターオーディション」を、2020年の春にデビューするまでを追いかけました。

これまで学生キャスターに合格したのはのべ126名。
卒業後に各局でプロのアナウンサー試験に合格したのは90名。
(2012~20入社 ※2020は内定者数)



<1次オーディション>
アナウンスの基礎を学んだ学生だけが受けられるこのオーディションに今回参加したのは201名。
1次オーディションはテレビ朝日アスクでのカメラテスト。
1名ずつ、実際に使われたニュース原稿を読み収録。
在学中に幾度もチャレンジする学生も多く、中には経験を就職活動に役立たせたいと言う学生もいる。


<1次審査>
講師3名が参加者全員201名のカメラテスト映像を見て候補者を選出。
候補者の映像を全員で見直し、協議。


<講師3名が選考時に重視していること>
テレビ朝日アスク
ゼネラルマネージャー兼校長
寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)
「一生懸命読んでいる姿ではなく、中身を伝えられるようにしているかを見ている」

テレビ朝日アスク
代表取締役社長 松苗慎一郎
「直しようのない癖や発音がある人がたまにいる。そういう人は1次オーディションを通過できない」

テレビ朝日アスク
取締役 事業統括本部長 川瀬眞由美
「二十歳前後の一生懸命さが、エネルギーとして声になっているかを見る」

今回、最終オーディションに進むことになったのは、201名のうち12名。


<最終オーディション>
テレビ朝日のスタジオで行われる。
オーディションは実際に使われたニュース原稿を読むだけではなく、30秒の制限時間の中で自己PR。


<審査結果>
201名→12名→7名


<学生キャスターデビュー>
合格発表から2カ月後、最初に生放送デビューする学生キャスターを追いかけました。
デビューは、ごご4時54分から生放送のBS朝日「News Access」。
リハーサルの最後に「4~5秒以上 時間があまった場合は、“以上ニュースをお伝えしました“」で時間調整するようにアドバイスされる。


<生放送後>
松田ゆり:
中途半端に時間を余らせると、「以上、ニュースをお伝えしました。」も言えなくなってしまうので、最後の方はちょっとゆっくり読んで調整しました。
合格者は研修を重ね全員デビューしました。