バックナンバー

#710
2020年2月16日

プロデューサー・慶応大学特任准教授
若新 雄純(わかしん ゆうじゅん)(前編)

【司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】若新 雄純

<内容>
「大下容子ワイド!スクランブル」で、2018年から木曜コメンテーターを務める若新雄純さんとは、どんな人物で、今のテレビについてどう思っているのか伺いました。



◆VTR◆
若新雄純氏に関わる多くの方からのインタビューと過去のプロフィールから、若新雄純像に迫る。


《大下容子ワイド!スクランブル》

大下容子アナウンサー
番組がリニューアルした時に初めてお会いした。
最初はどんな方なのかわからず怖い感じもあった。
今は、毎週何を発言するか楽しみ。

小松靖アナウンサー
AbemaTVの「Abema Prime」という番組で共演した。
若新さんの視点が斬新だと思う。

報道局 情報番組センター 部長  秦 聖浩(テレビ朝日)
AbemaTVで観たことがきっかけ。
独特の視点と考え方を持っていると思った。


《Abema Prime》

Abema Primeプロデューサー 郭 晃彰(テレビ朝日)
「まだ出ていない意見・視点」を与えてくれる。
自宅にはX JAPANにまつわるものと、学術書がたくさんあり、
陰ながらすごい努力する人だと思った。


~若新さんのプロフィール~

19XX年 福井県若狭町生まれ
     ヴィジュアル系バンドにハマる。自称、中二病

20XX年 慶応大学 大学院では産業・組織心理学を専攻

2010年 新宿・歌舞伎町でダイニング・バーを経営

2013年 「NEET株式会社」設立

2014年 鯖江市役所JK課を立ち上げ、プロデューサーになる
     全国各地で公共政策やまちづくり事業も携わる

2014年 慶応大学大学院政策・メディア研究科

2016年5月 「AbemaPrime」初出演

2017年 慶応大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授

2018年10月 「ワイドスクランブル」初出演




《慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科》

博士課程 木村紀彦
積極的に授業されていて、その授業も評判がいい。
研究室でキーワードにしてるのが「お喋り」。
場の雰囲気を作るのがうまい。

加藤文俊教授
大人だと「やめときなさい」と言われることでも、
彼なら許されるような感じがある。
アカデミックな論文を書くより現場で誰かと出会った時の彼の爆発力や
説得力のある話をすることに長けている。


◆スタジオトーク◆

1.肩書きはプロデューサー
テレビに出始めた頃は「わかりやすい肩書きなどがないと使ってもらえない」と言う人多かった。

しかし「バンドマンがジャンル分けされたくないのと一緒」で、妥協してわかりやすい説明にしたくなかった。

向こうから調べてもらえるようになれたらいいなと思い、「肩書き プロデューサー」にしたのはちょっとしたチャレンジだった。

2.JK課
今までやった中で一番有名になったプロジェクト。
「若者に興味をもってもらいたい、地域の若者に、地元の若者に」というプロジェクトの多くは、学校の先生が紹介する優等生が市役所に行って、大人の期待に応えるパターンが多かった。

これだと「地元の若者」ではなく「地元の優等生」なので、その辺に居るJKを集めたかった。
大人がありのままの若者と同じ視点になっていくことをどうやったらできるのか?というひとつの実験。




〜おやつは重要〜

会議を開いたら、開いた会議ごとに成果を出そうとする。
すると会議に参加する側の若者も、
「今日うまく喋れなかったらどうしよう」
「成果が出なかったらどうしよう」と、疲れてしまう。

仮になにも生み出さなくても「お菓子がおいしかった」という結論がだせる。

そういうリラックスの中で彼女たちがポロっと本音をしゃべったり、まとまっていなくても小さな新しい視点をバンバン出してくれる。