バックナンバー

#708
2020年2月2日

第25回 PROGRESS賞(後編)
奨励賞と優秀賞のダイジェスト版を放送

【司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)

◆PROGRESS賞(プログレス)とは…
1995年にテレビ朝日系列24社の番組審議会委員が推奨する最高の賞。
放送番組のより一層の“質的向上・系列各局の制作力の向上”に資するものとして制定。

「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するものです。

系列全社が参加、ジャンルは問わず、自社制作の前年度(4月1日から翌年3月末日 まで)に放送された番組の中から、1作品をエントリー。
各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック別および全国選考の2段階)を経て、各賞を決定します。


◆今回放送する2作品

【奨励賞】青森朝日放送 
テレメンタリー2019
「はしりたい ~難病A-Tと向き合う母子(おやこ)の絆~」
(放送日:2019年2月25日 放送分数:25分)




<番組内容>
平均寿命約26歳、治療法のない難病A-Tを患う、青森市の小山内龍弥君(11)。病気の症状は悪化の一途を辿り、歩行が困難となり、3年前に車いすでの生活となった。

母親の美和子さん(37)はNPO法人を立ち上げ、県内だけでなく東京などで病気の認知活動を続けている。
いつも一緒に過ごして来た二人だが、病状が進むにつれて、夢や将来のことについて語らなくなった。
それでも、病気に負けず、未来をみつめる親子のストーリーを描く。

<制 作>
P:帷子 聖修、高橋 芳樹 D:中嶌 修平
撮影・編集:櫻田 太志 音声:木村 昇


【優秀賞】 九州朝日放送 
「まさか、私が ~九州豪雨が遺したもの~」
(放送日:2018年5月25日 放送分数:48分)




<番組内容>
福岡県内で37人もの命を奪った2017年7月5日の九州豪雨(関連死含む・行方不明2人)。

24時間に半年分もの雨が集中して降ったあの日、何が起きていたのか。
取材班は豪雨当日に朝倉市の消防に寄せられた438件の通報内容の全記録を入手した。
そこには必死に助けを求める住民の叫び声と、未曾有の豪雨を前に現場にたどり着くことすらできない救助隊員の現実があった。

被災者100人へのアンケートや独自取材で新たに分かった、行政の“マニュアル違反”など様々な角度から今回の豪雨を徹底検証し、災害時における避難行動のあり方を探った。

<制 作>
P:永山 弘二 D:大賀 真由子